2017年11月21日 (火)

前夜祭開幕

18時30分から前夜祭が始まりました。

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■開催のあいさつ
株式会社リコー 古島正執行役員

リコー杯女流王座戦も7期目を迎えました。女流のタイトルホルダーは里見さんと加藤さんの2人しかいません。女流棋界のツートップの戦いといえます。ここまでは加藤さんが2連勝しています。里見さんが黙っているわけがない、と思っている人は少なくありませんし、加藤さんは前期3連敗で敗れているので今期は期する思いがあるでしょう。明日の対局をぜひご注目いただければと思います。

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■主催者あいさつ
日本将棋連盟 佐藤康光会長

私も浮月楼で対局したことがあります。第72期順位戦A級9回戦(2014年3月)でした。当時も大変な歓迎と注目を受けまして、静岡の皆さまの将棋熱を感じました。明日は大盤解説会をはじめとして、さまざまなイベントがありますので、楽しんでいただければと思います。
今期の五番勝負が始まる前、日本経済新聞に展望記事が掲載されました。それによりますと、里見さんは最近、うまく休むことを心がけているそうです。加藤さんは部屋の掃除に凝っているそうです。リラックス方法は人それぞれですね。両対局者におかれましては、明日も素晴らしい対局を見せていただければと思います。

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■開催地あいさつ
静岡市役所観光交流文化局 和田明久局次長(田辺信宏静岡市長のあいさつ文を代読)

リコー杯女流王座戦が5年連続で静岡市で開催されることは大変よろこばしく、また光栄なことであります。当市では2012年の第70期名人戦七番勝負第4局に始まり、国際将棋フォーラムや「将棋の日 in 静岡」など、毎年さまざまな将棋イベントを開催しており、今年度は3月にA級順位戦を「名人戦第0局」と銘打ちまして開催いたします。将棋を通じて、地域の魅力向上に成果を挙げております。これもひとえに関係の皆さまのご支援の賜物であり、この場を借りて厚く御礼申し上げます。結びとなりましたが、明日は里見香奈女流王座と加藤桃子女王のご健闘を祈念しております。

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(加藤女王の出身地、牧之原市の坪池洋教育長が乾杯の音頭をとった)

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■棋士代表
立会人 広瀬章人八段

本日は活気に満ちあふれた前夜祭で、静岡の将棋熱を感じることができました。浮月楼でリコー杯女流王座戦が行われるのは5年連続5回目ということで、お馴染みの対局場として定着してきたかと思います。里見女流王座は保持している五冠のうち、いくつかのクイーン称号を手にしており、女流棋界の第一人者としての地位を確立されています。加藤女王はあと1期で初代クイーン王座の称号を得ることができます。おふたりとも将棋に対して真摯で、私も尊敬しています。明日は熱戦、名局を期待しています。私も立会人として、しっかりと見届けたいと思います。

(書き起こし=牛蒡、写真=文)