加藤女王が連勝。タイトル奪還まであと1勝に迫る 五番勝負第2局は113手で加藤女王の勝ちとなりました。終局時刻は17時22分。消費時間は▲加藤2時間40分、△里見2時間54分。対戦成績は加藤女王の2勝0敗となりました。第3局は11月22日(水)に静岡県静岡市の「浮月楼」で行われます。
手厚い桂打ち 図は17時ごろの局面。加藤女王が6六に手厚く桂を打って、△5四金や△7四金を防ぎながら、▲6四歩から▲6三金の攻めを見せたところです。数手前から消費時間が逆転しており、形勢とともに加藤女王が差を広げはじめています。 (対局開始前、糸谷八段と目が合った)
絶対、簡単には諦めない 図は6五に角を打った局面。桂損覚悟の一手の攻防手で、解説会に出演した安用寺六段は、「絶対、簡単には諦めないという一手ですね」と解説しました。 (16時45分ごろ、解説会場では糸谷八段が次の出演棋士に目をやっていた) (兄弟子である安用寺六段を紹介する糸谷八段) (安用寺六段と長谷川女流二段のコンビで解説会が再開) (ゲスト出演の安用寺六段) (長谷川女流二段)
気持ちのいい一手 図は3四にいた馬で5六の歩を取り払ったところ。大盤解説会では宮本五段が「気持ちのいい一手」と話しており、「先手がはっきりよくなりました」と見解を示しました。 (16時20分ごろの大盤解説会。宮本五段とゲスト出演の室田女流二段のコンビで行われていた) (宮本五段。同じ振り飛車党として、振り飛車側の後手の立場で手を探していた) (室田女流二段も振り飛車党。そういえば西遊棋実行委員の3人の女流棋士も、皆、振り党だ)
優勢になったか 図は16時すぎの局面。里見女流王座が△9一飛と端を狙いをつけた手に対し、加藤女王が▲2四歩と突いて攻めを催促したところです。淡路立会人は「やってこいということですか」と述べると、安用寺六段は「端一本ですからねー」と後手の攻めがつながらない様子を示唆しました。後手としては▲2三歩成とさせてから△4五桂と跳ねて勝負したいところとのことですが、ここでの価値の高い指し手が難しく、先手が優勢になったのではないかと言われています。
先手ペース 図は15時50分ごろの局面。。駒得で飛車のさばきを封じている先手がペースを握っていると見られています。ただ、里見女流王座も粘り強い指し回しを続けているようで、まだまだ予断を許さない局面が続きそうとのことです。 (控室で検討する淡路立会人と山崎八段) (検討の継ぎ盤。84手目で△8五歩▲同歩△2五桂▲3四馬△8六歩▲2五馬と進める順が調べられていたが、本譜は△2一飛だった)
糸谷哲郎八段がニコニコ生放送に電話出演 15時20分すぎ、糸谷哲郎八段がニコニコ生放送に電話出演しました。 (ニコニコ生放送に電話出演中の糸谷八段) (「△1四歩(62手目)には驚きました」と話していた)
茶室(2) 14時45分ごろ、茶室では里見咲女流初段が西遊棋イベント参加者と交流していました。 (茶室でファンと交流する里見咲女流初段) (里見咲女流初段は茶の運ばれるほうを見つめていた) (茶とまんじゅうが運ばれてきた)