手番の里見女流王座は早めに対局室に戻り、険しい表情で盤面を見つめていました。加藤女王が戻り、13時に対局再開。少ししてから、里見女流王座の手が動きました。

イベントが始まったころ、控室では佐藤康九段と青野九段が継ぎ盤で検討していました。青野九段は本局の観戦記担当。観戦記は日本経済新聞に掲載されます。

リコー杯女流王座戦を主催するリコーは、複写機、複合機の製造と販売を手がけています。前夜祭会場ではカラープロダクションプリンター「RICOH Pro C5200S」が展示され、対局前日の記念写真を使ったカレンダーなどが、参加者にプレゼントされました。

10時30分、浮月楼本館では大盤解説会が始まりました。最初の担当は中尾五段と室谷女流二段。中尾五段は静岡県富士市の出身です。

定刻の10時、広瀬八段が「定刻になりましたので、里見女流王座の先手番でお願いします」と告げて、対局が始まりました。

９時50分過ぎ、加藤女王、里見女流王座の順に対局室に入りました。両者一礼して里見女流王座が駒箱を開け、対局の準備が始まりました。

本局の模様はニコニコ生放送、将棋プレミアムで中継されます。

ニコニコ生放送

　9:50～
　解説：戸辺誠七段　聞き手：貞升南女流初段

将棋プレミアム

　9:50～　（解説は15:00～）
　解説：伊藤真吾五段　聞き手：中村桃子女流初段

朝の静岡市は晴れですが、雨が降る予報が出ています。

10:00　対局開始
12:00～13:00　昼食休憩
14:30　おやつ

対局場の浮月楼では大盤解説会などのイベントが開催されます。

日時

　2017年11月22日（水）受付10:00　開始10:30～終局まで

場所

　浮月楼（静岡市葵区紺屋町11-1　JR静岡駅より徒歩３分）
　※サンダル・素足・酒気帯びでのご入場はご遠慮ください。

定員

　70名　※当日受付

参加費

　一般　1,000円　中学生以下　500円（当日申し受け）
　※途中参加での割引はございません

出演棋士

　広瀬章人八段（立会人）、中尾敏之五段（大盤解説者）、藤田綾女流二段、室谷由紀女流二段

内容

　（1）大盤解説会
　（2）指導対局（有料）
　　一般　3,000円　中学生以下　1,500円
　　※複数回申込可、ただし希望者多数の場合は抽選となります。
　　※棋士の指名はできません。
　（3）サイン会（有料）
　　直筆色紙　3,000円（色紙代を含む）
　　※色紙、書籍等をお持ち込みの場合も同額となります。

お問い合わせ

　(公社)日本将棋連盟　女流王座戦係り
　電話：03-3408-6161（月～金 10時～17時）