【両対局者のスピーチ】
「皆さまこんばんは。明日、対局させていただく里見香奈です。よろしくお願いします。本日はお忙しい中、こんなにたくさんの方々にお集まりいただきまして、本当にありがとうございます。
私が高知県に初めて来させていただいたのは小学6年生のときです。というのも、私の師匠の森けい二先生が高知県の出身で、弟子入りをさせていただいてから年に1回、夏の強化合宿で高知県の強豪の方々に教えていただいて、そこで力をつけることができたと思います。なので高知に対局者として来ることができるのは本当に幸せです。
タイトル戦で来させていただくときにいつも思うことは、多くの方の支えがあると実感することで、それが日々の励みでもあります。明日の対局ではそれを力に変えて頑張っていきたいと思います。精一杯頑張りますので、どうぞよろしくお願いします」
「皆さまこんばんは。このたび挑戦者となりました加藤桃子と申します。本日はこんなにたくさんの方にお越しいただきまして、また前夜祭としてたくさん盛り上げていただいて、本当にありがとうございます。
高知県に来るのは初めてでして、とても楽しみにしていました。東京から来たのですが、向こうでは雨が降っていたんですね。なので少し心配をしていましたけど、高知県に来たら快晴で、これはよい兆しかなと思っています。高知城にも関係者の皆さまと一緒にいきましたが、とても素敵なお城を見ることができてよかったなと思っております。
明日、リコー杯女流王座戦が開幕ということで、里見女流王座と対局することになります。里見さんとは対局する機会が多くて、ライバルという言い方でよいかは分かりませんが、すごく勝ちたい相手です。自分の力を全部を出していければと思います。一生懸命戦いますので、明日はよろしくお願いします。本日はありがとうございました」
(書き起こし=虹記者、撮影=武蔵)