感想戦は18時過ぎまで行われました。
本局の中継は以上で終了となります。ご観戦いただき、ありがとうございました。
※写真の撮影には、リコーイメージング株式会社のPENTAX K-30 を使用しております。
感想戦は18時過ぎまで行われました。
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図の局面で中井女流六段が投了しました。終局時刻は16時45分。消費時間は、▲中井3時間0分、△中村3時間0分。中村女流三段が本戦進出を決めました。
玉頭の攻防は、中村女流三段に軍配が上がりました。▲6六同飛成に△7六飛▲同竜△6四桂がさわやかな手。
竜を逃げれば△7六桂打の追撃があります。先手は7六の地点をカバーするのは難しく、後手優勢がはっきりしました。
激しく駒が入れ替わり、玉頭戦をどちらが制するかの勝負になっています。▲7六桂は「敵の打ちたいところに打て」に沿った一着。7六に桂を先着することで、△6六歩▲6八金引△7六桂を防ぎました。
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15時を過ぎ、局面は終盤戦。焦点は玉頭戦に絞られています。図での手番は後手。うまく玉頭の圧力を緩和する手があれば、角桂交換の駒得が生きます。
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14時21分、図の局面で中井女流六段の残り時間が1時間を切りました。局面は中盤戦から一気に玉頭戦に流れ込もうとしています。ここで間違えると一気に形勢が傾く、勝負どころなので、しばらく時間を使いそうです。
△8五桂に▲6八角は△6五歩▲同銀△5五銀で後手よし。
中井女流六段は、△8五桂に角を逃げず、▲7五歩と応戦しました。
角を逃げなかったのは勝負手の印象ですが、後手も指し方が難しいようです。例えば、現局面で△7七桂成▲同桂△7五歩は、▲8四歩が痛打。△同銀は▲7四桂、△7四銀は▲8六桂ではがされてしまいます。いずれも6筋の拠点と先手玉の堅さが生きてしまい、角桂交換の駒得はすぐに吹っ飛んで先手に形勢の針が傾きます。
中村女流三段が△3五歩とし、戦いが始まりました。▲5六飛に△8五歩と、戦線を拡大しています。
(動いた中村女流三段。「マリカ攻め」といわれるように、過激な攻めが持ち味だ)
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