2017年6月20日 (火)

20170620d12時、この局面で鈴木女流二段が14分使って昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲鈴木女流二段1時間21分、△中澤女流初段38分。昼食の注文は両者ともにありません。対局は12時40分から再開されます。

11時30分、持久戦模様に進んでいましたが、中澤女流初段が3筋から仕掛けたのをきっかけに、一転して銀桂を取り合う激しい順になりました。
上の図から▲4五歩△3六歩▲4四歩△3七歩成(下の図)と進み、局面はのっぴきならない状況を迎えています。

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20170620a11時、図の局面を迎えました。後手・中澤女流初段の右玉に対して、先手の鈴木女流二段は得意の穴熊に組み替えました。じっくりした戦いになりそうです。

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(得意の穴熊で対抗した鈴木女流二段)

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(右玉で持久戦を目指す中澤女流初段)

里見香奈女流王座への挑戦を目指す第7期リコー杯女流王座戦(主催:株式会社リコー、特別協力:日本経済新聞社)は二次予選が進行中です。
6月20日に東京・将棋会館で行われるのは鈴木環那女流二段-中澤沙耶女流初段戦です。勝者が本戦に進出します。持ち時間はチェスクロック使用の各3時間。先後は振り駒で決定します。
本局の中継は琵琶が担当します。よろしくお願いいたします。

2017年6月16日 (金)

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第7期リコー杯女流王座戦二次予選の▲カロリーナ・ステチェンスカ女流1級-△和田あき女流初段戦は、16時53分に149手でカロリーナ女流1級の勝ちとなりました。
消費時間は▲カロリーナ3時間0分、△和田3時間0分。カロリーナ女流1級の勝ちとなりました。勝ったカロリーナ女流1級は、初の本戦進出です。

20170616h図は130手目△6六竜まで。どちらが勝つかきわどい終盤戦です。カロリーナ女流1級は一分将棋になるまで考えて▲3三銀と放り込みました。以下△同玉▲2五桂と銀を犠牲に攻めの手がかりをつかみました。

20170616f図は89手目▲5三飛成まで。カロリーナ女流1級が和田女流初段の攻めをしのいで反撃に出ています。29手目▲5九飛から60手ぶりに先手の飛車が動きました。

20170616_karo4 (熟考するカロリーナ女流1級)

※写真の撮影には、リコーイメージング株式会社のPENTAX K-30 を使用しております。