◆古島正・株式会社リコー執行役員による開会の挨拶◆
「皆様、こんばんは。今日はお忙しいなか、今年もお集まりいただきましてありがとうございます。先ほど司会者の方から、女流王座戦も第6期を数えるとご紹介がありました。女流棋界には6つのタイトルがございます。そのうちの4つを里見さんが、2つを加藤桃子さんが持たれています。 6期目で過去5回タイトルホルダーがいることになりますが、そのうちの4回を加藤さんが、1回を里見さんが取られています。加藤さんは今回、クイーン王座が懸かっており、本当に楽しみな一戦でございます。先週、広島で第1局がございました。熱戦だったのですが、あの日はちょうど(プロ野球の)日本シリーズの第3戦と同じ広島で第1局目ということで、実は私、前夜祭の入りを非常に心配しておりました。ありがたい熱心なファンの方に本当にたくさんいらしていただいて、たいへん盛り上がりました。今回もこのあと、いろいろなイベントがあるかと思っています。どうぞ、お楽しみください。最後になりますが、女流王座戦を主催されている日本将棋連盟様、そして協賛いただいています、特別協力の日本経済新聞社様には厚く御礼を申し上げまして、私の挨拶と代えさせていただきます。どうもありがとうございました」
◆谷川浩司・日本将棋連盟会長による主催者挨拶◆
「皆様こんばんは。第6期リコー杯女流王座戦の第2局前夜祭に大勢の皆様方にお越しいただきまして、本当にありがとうございます。厚く御礼を申し上げます。まずはじめに、6期にわたりまして女流王座戦を主催をしていただいております、株式会社リコー様、また特別協力をいただいております、日本経済新聞者様、また第2局の開催に当たりまして、ご尽力をいただきました皆様方に、厚く御礼を申し上げます。先ほど、リコーの古島さんからご挨拶がありましたように、加藤さんは女流王座4期で、この6期の女流王座戦すべてのタイトル戦に出場をしております。また里見さんのほうは今回挑戦者として、また女流王座も1期ということで、まさにこのふたりで女流王座戦の歴史を刻んでこられたことになります。また、女流の6つのタイトルをおふたりで持っておられ、加藤さんにとっては里見さん、里見さんにとっては加藤さんが、いちばん対局をしたい相手なのではないかと思っております。広島で行われた第1局も、お互いの研究と研究がぶつかり合った、非常に素晴らしい将棋でした。この将棋は女流棋士だけではなく、男性のトップ棋士も非常に注目をしていたであろう、素晴らしい、レベルの高い戦いだったと思っております。明日は対局となりますが、ぜひ全国の将棋ファン、それに棋士がまた注目するような熱戦を展開していただければと思っております。今日は大勢の皆様方に起こしいただいております。対局者だけではなく、大勢の棋士が来ておりますので、ぜひ気軽にお声をかけていただいて、楽しい時間を過ごせればと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。簡単ですが、ご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました」
(書き起こし:飛龍記者/写真:夏芽)