2016年11月 2日 (水)

閉会挨拶
(榎本昌博・リコージャパン株式会社大阪支社長による閉会の挨拶)


対局は明日、11月3日(祝)10時開始です。引き続き「リコー杯女流王座戦中継サイト」でお楽しみください。

前夜祭
(明日の対局をお楽しみに!)

展望予想
(明日の展望予想)

糸谷八段

◆糸谷哲郎八段◆

── 第2局はどのような戦いになると予想しますか?

糸谷 第2局も序盤からテンポよく進んで、お互いの研究が見どころだと思います。里見挑戦者が先手ということで、まずはどの筋に振るかですね。対抗形になるのではないかと思います。

── 第1局はすごく進みが早かったのですが、そのあたりはいかがでしょう?

糸谷 そうですね。第1局があれだけ早かったいうことは、第2局の進行も早いのではないかなと思います。朝から見逃せない勝負ですね。

中村六段

◆中村太地六段◆

── 中村六段はどのようなところに注目されますか?

中村 第1局が熱戦で、ふたりはとてもよいライバル関係にあると思うので、その思いのこもった将棋が見たくて注目しています。

── タイトル戦は前日にホテルで泊まるわけですが、対局者としてはどういう心境で迎えるものでしょう?

中村 里見さんは嬉しいとおっしゃっていましたね。優雅で素敵な場所なので、よい気分で、両対局者にとって励みになると思います。

宮本五段

◆宮本広志五段◆

── 両対局者の印象はどのようなものをお持ちですか?

宮本 第1局はすごい早いペースで、研究がどこまでされているのかなと思いながら観戦していました。

── 普段、里見女流四冠は大阪ですけれども、どのような印象をお持ちですか?

宮本 里見さんとは月に1回ぐらい将棋を指したりしているのですが、すごい明るいという印象がありますね。

── 加藤女流王座の印象はいかがですか?

宮本 加藤さんは東京所属の方なので、あまりお会いしたことはないのですが、1度このリコー杯でお会いしたときに「よろしくお願いします」と丁寧に挨拶されて「すごい、いい人だなあ」という印象があります。

都成四段

◆都成竜馬四段◆

── 第1局を受けての明日第2局、どういうところに注目したいですか?

都成 将棋の内容はもちろんですが、里見さんは復帰されてからものすごく好調で、確か今年度負けなしだったと思うので、そのあたり連勝が続くのか、加藤さんが意地を見せて阻止するのか、というところにも注目しています。

── 里見女流四冠の好調な様子は前夜祭でも見受けられましたか?

都成 最近すごく元気そうですし、私も月に1回ほど研究会を指しているのですが、とにかく夜遅くまで何局でも将棋を指されるぐらい情熱がありますので、そういったところが好調に理由のひとつかなと思います。

長谷川女流二段

◆長谷川優貴女流二段◆

── 里見女流四冠とは普段、接点はあるのでしょうか?

長谷川 実は里見さんとはあまりお話をしたことがないのですが、棋士室で姿を拝見すると、いつも将棋盤に向かっていらして、すごいなと思っています。

── 加藤女流王座に対してはどのような印象ですか?

長谷川 加藤さんは私が東京にお邪魔したときは、ご飯に連れて行っていただいたり、この間は東京を案内してくださったりとか、すごくよくしていただいています。

── 明日の戦型を予想していただけますか?

長谷川 私は里見さんの中飛車のファンなので、中飛車が見たいなと思っています。

和田女流初段

◆和田あき女流初段◆

── 明日の第2局、どういうところに注目していますか?

和田 先ほど長谷川さんがおっしゃっていたのですが、私も里見さんの先手中飛車が見たくて、個人的に私は居飛車党なので、加藤さんの対策を楽しみにしています。

対局者挨拶
(両対局者の挨拶)

加藤女流王座

◆加藤桃子女流王座の挨拶◆

「皆様、こんばんは。加藤桃子です。本日はお忙しいところ、こんなにたくさんの方に起こしいただきまして、本当にありがとうございます。最近は毎年、大阪に来ており、その度に皆様にこうして温かくお迎えいただいていることに感謝しております。本当にありがとうございます。第1局の広島でもそうだったのですが、関西の先生方にお世話になりました。そのときに、また大阪に行く機会もあって、優しく話しかけてリラックスさせていただいている方が多くて、やはり温かいなあという印象を持っております。明日の対局場である芝苑様にも最近、毎年、伺っております。昨年、芝苑さんで対局させていただきましたとき、伊藤沙恵女流二段と持将棋で遅くまで決着がつかなくて、芝苑さんにはもちろん、関係者の皆様や遠くからお越しになられた皆様にも少しご迷惑をおかけしてしまいました。今年は里見さんということで、どうなるかは分かりませんが、私もいつもどおり、一生懸命戦っていきたいと思っております。最後になりましたが、主催の株式会社リコー様、特別協力の日本経済新聞社様、いつも素敵な力をいただいていることに心より感謝申し上げます。それからタイトル戦開催に当たり、ご尽力いただいております、関係者の皆様、西遊棋の皆様、将棋ファンの皆様にもお礼申し上げます。本当にありがとうございます。明日も、明るく元気に頑張っていきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。ありがとうございました」

里見四冠

◆里見香奈四冠の挨拶◆

「失礼します。挑戦者の里見香奈です。皆様、改めましてこんばんは。今日は、お忙しいなか、たくさんの方々に足を運んでいただきまして、本当にありがとうございます。私は大阪対局は何年か前になるのですが、女流王座戦で戦わせていただきました。またいつか戦いたいなと思っておりましたので、今回こうして大勝負を戦うことができて、本当に幸せだなと実感しております。ここウェスティンホテルは、たまに散歩でこの辺りをよく歩くのですが、いつかこういう高級なホテルに泊まってみたいなぁと思っておりましたので、なんかもう本当にうれしい気持ちでいっぱいです。明日の対局は、とにかく盤上に集中して一生懸命考えて、自分の力を出しきりたいと思います。今回、対局するに当たって、本当にたくさんの方々にご協力をいただいております。その方に本当に感謝しております。ありがとうございます。リコー様、日本経済新聞社様、そして対局場をご提供していただいております、芝苑様、このご会場の皆様、本当にありがとうございます。明日は一生懸命頑張ります。ありがとうございました」

花束贈呈
(福元みはなさん(左)と阪口碧さんから花束の贈呈)

花束贈呈

(書き起こし:飛龍記者/写真:夏芽)

棋士紹介
(棋士紹介)

棋士紹介
(左から谷川浩司会長、東和男常務理事、井上慶太理事、淡路仁茂九段)

棋士紹介
(北浜健介八段、山崎隆之八段、糸谷哲郎八段)

棋士紹介
(中村太地六段、大石直嗣六段、宮本広志五段、都成竜馬四段)

棋士紹介
(長谷川優貴女流二段、室田伊緒女流二段、和田あき女流初段)

東理事
(棋士を代表して東常務理事が挨拶)

対局者登壇

開催挨拶

◆古島正・株式会社リコー執行役員による開会の挨拶◆

「皆様、こんばんは。今日はお忙しいなか、今年もお集まりいただきましてありがとうございます。先ほど司会者の方から、女流王座戦も第6期を数えるとご紹介がありました。女流棋界には6つのタイトルがございます。そのうちの4つを里見さんが、2つを加藤桃子さんが持たれています。 6期目で過去5回タイトルホルダーがいることになりますが、そのうちの4回を加藤さんが、1回を里見さんが取られています。加藤さんは今回、クイーン王座が懸かっており、本当に楽しみな一戦でございます。先週、広島で第1局がございました。熱戦だったのですが、あの日はちょうど(プロ野球の)日本シリーズの第3戦と同じ広島で第1局目ということで、実は私、前夜祭の入りを非常に心配しておりました。ありがたい熱心なファンの方に本当にたくさんいらしていただいて、たいへん盛り上がりました。今回もこのあと、いろいろなイベントがあるかと思っています。どうぞ、お楽しみください。最後になりますが、女流王座戦を主催されている日本将棋連盟様、そして協賛いただいています、特別協力の日本経済新聞社様には厚く御礼を申し上げまして、私の挨拶と代えさせていただきます。どうもありがとうございました」

谷川会長

◆谷川浩司・日本将棋連盟会長による主催者挨拶◆

「皆様こんばんは。第6期リコー杯女流王座戦の第2局前夜祭に大勢の皆様方にお越しいただきまして、本当にありがとうございます。厚く御礼を申し上げます。まずはじめに、6期にわたりまして女流王座戦を主催をしていただいております、株式会社リコー様、また特別協力をいただいております、日本経済新聞者様、また第2局の開催に当たりまして、ご尽力をいただきました皆様方に、厚く御礼を申し上げます。先ほど、リコーの古島さんからご挨拶がありましたように、加藤さんは女流王座4期で、この6期の女流王座戦すべてのタイトル戦に出場をしております。また里見さんのほうは今回挑戦者として、また女流王座も1期ということで、まさにこのふたりで女流王座戦の歴史を刻んでこられたことになります。また、女流の6つのタイトルをおふたりで持っておられ、加藤さんにとっては里見さん、里見さんにとっては加藤さんが、いちばん対局をしたい相手なのではないかと思っております。広島で行われた第1局も、お互いの研究と研究がぶつかり合った、非常に素晴らしい将棋でした。この将棋は女流棋士だけではなく、男性のトップ棋士も非常に注目をしていたであろう、素晴らしい、レベルの高い戦いだったと思っております。明日は対局となりますが、ぜひ全国の将棋ファン、それに棋士がまた注目するような熱戦を展開していただければと思っております。今日は大勢の皆様方に起こしいただいております。対局者だけではなく、大勢の棋士が来ておりますので、ぜひ気軽にお声をかけていただいて、楽しい時間を過ごせればと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。簡単ですが、ご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました」

対局者

淡路九段
(立会人・淡路仁茂九段による乾杯の挨拶)

乾杯
(乾杯!)

(書き起こし:飛龍記者/写真:夏芽)

ウェスティンホテル大阪
(前夜祭会場のウェスティンホテル大阪)

前夜祭

前夜祭

前夜祭
(会場には多くの将棋ファンが参加している)

福山アナ
(司会進行を務める福山知沙アナウンサー)

前夜祭
(会場が暗くなり、オープニング映像が流れる)

対局者入場
(両対局者の入場)

加藤女流王座
(用意された3種の駒に加藤女流王座も悩む)

玉将
(玉将を置く里見女流四冠)

検分
(一度、40枚すべての駒を並べてみることに)

駒
(選ばれたのは影水師作、錦旗書)

検分
(その後、最後に部屋の明るさ、温度などを確認して検分は終了)

記念撮影
(記念撮影)

このあと18時30分より、ウェスティンホテル大阪で前夜祭が行われます(申し込みはすでに終了しています)。そちらの模様はのちほど更新いたします。