2016年10月25日 (火)

前夜祭 両対局者スピーチ

Dsc_0195 (ステージに登壇する棋士。左から井上九段、北浜健介八段、山崎隆之八段、糸谷哲郎八段、森信雄七段、澤田真吾六段、室谷由紀女流二段、山口絵美菜女流1級、記録係の石川優太三段)

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Dsc_0220 (加藤女流王座)
本日はたくさんの方にお越しいただき、本当にありがとうございます。私は広島に来るのが初めてです。今日は原爆ドームと広島平和記念公園にうかがいました。そこでいろんな感情を汲み上げたというか、やはり生きていることや平和であるからこそ、こうして将棋を指す環境があるんだと感謝をしております。
明日から里見さんと女流王座戦五番勝負が開幕します。里見さんのよいところは皆さんもご存知のとおりたくさんありますね。その中でも、何事にも一生懸命で必死な姿は、清く美しく感じます。そんなところも含めて、今シリーズを通しましていろいろと吸収していきたいなと思っております。
主催の株式会社リコーさま、特別協力の日本経済新聞社さまには、将棋界を支えていただいているという以外にも、こうした大きな舞台、特別な機会をいただいていることに心から感謝を申し上げます。また、こうしてタイトル戦の場所を提供してくださり、快く迎え入れてくださいました広島市の皆さま、タイトル戦開催にあたり準備をしてくださいました関係者の皆さまそしてこうして将棋界を盛り上げていただいております将棋ファンの皆さまにお礼を申し上げます。
明日は私も一生懸命頑張りますし、「公式戦がいちばんの勉強の場所だ」という言葉を信じておりますので、どんなに困難なことがあってもぶつかっていけるようなシリーズにしていきたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。

Dsc_0234 (里見女流四冠)
今日はお忙しい中、こんなにたくさんの方々にお集まりいただきまして、温かくお出迎えしてくださいまして、本当にありがとうございます。
私が広島に来るのは、おそらく女流棋士になってからは初めてだと思います。出身が島根なんですけれども、小学生の頃は広島の将棋大会によく参加していたので、小さい頃を知っている方にも先ほどお声を掛けていただいて、すごくホッとした次第であります。今回はタイトル戦を戦うことができて、非常にうれしく思います。とにかく目の前の対局を一生懸命考えて、頑張りたいと思っております。
第1局を開催するにあたりまして、ご尽力いただきましたリコーさま、日本経済新聞社さま、広島市の皆さま、中国新聞社さま、多くの方々に感謝しております。明日は一生懸命頑張りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。

(書き起こし・虹、写真・吟)