図は14時10ごろの局面。室田女流二段は▲７三歩と銀取りに歩を打ちました。以下△同桂に▲８三飛成△同銀▲７三角成と、飛車を切る決断の攻めを敢行すると棋士室では見ています。

（棋士室で盤を前に話し込む棋士たち。左から宮本広志五段、矢倉規広七段、本間博六段、山崎隆之八段、脇謙二八段、星野良生四段）

図は13時15分ごろの局面。ここから▲９五角△９四飛▲９六歩（下図）と進行しました。室田女流二段は端を角に飛び出したことで、後手陣にプレッシャーを掛けています。

（昼食休憩時、対局再開を待つ室田女流二段）

12時40分になって対局が再開されると、長谷川女流二段はすぐに△６五銀を着手しました。

（対局再開直後の両者）

（△６五銀を指す長谷川女流二段）

（△６五銀を見て、口元に手をやった室田女流二段）

 （昼食休憩時、盤面を眺める本間博六段。本日の関西将棋会館での対局立会人を務めている）

（本間博六段）

（室田女流二段盤側）

（長谷川女流二段盤側）

（昼食休憩時の盤面）

（昼食休憩時の水無瀬の間）

図の局面で長谷川女流二段が４分考えて昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲室田44分、△長谷川１時間１分。昼食時の注文は両者ともありませんでした。対局は12時40分から再開されます。

図は11時前の局面。室田女流二段が▲５六歩と伸ばされたばかりの５五の歩に向けて突き出したところです。決戦突入もありうる状況で、長谷川女流二段に用意が注目されます。

（対局開始前、髪を触りながら視線を上に飛ばす長谷川女流二段）

図は10時25分ごろの局面。戦型は相三間飛車となりました。

（振り駒を見つめる両対局者）

（室田女流二段の初手は▲７六歩）

（４手目△５四歩を指す長谷川女流二段）

振り駒の結果、歩が３枚出て、室田女流二段の先手となりました。

（先手の室田伊緒女流二段）

（後手の長谷川優貴女流二段）

（対局開始を待つ両者）

本日７月20日（水）より、いよいよ本戦がスタートします。加藤桃子女流王座への挑戦権は誰が獲得するでしょうか。開幕局は室田伊緒女流二段－長谷川優貴女流二段戦です。関西将棋会館４階「水無瀬の間」での対局。棋譜・コメント入力、ブログとも潤が担当します。よろしくお願いします。