2016年6月25日 (土)

室田女流二段インタビュー

室田伊緒女流二段

── 今日の一局を振り返っていかがですか?
室田 長い持ち時間だったので、それを生かして丁寧に指せたと思います。

── 序盤は進行はいかがでしたか?
室田 先後どちらでも▲7五歩△3五歩の将棋にしようと思っていて、後手になったら銀冠を目指すつもりでした。

── 昼食休憩の局面は、どう感じていましたか?
室田 もう仕掛けが始まっていたので、どうやって局面を収めるかという点と、こちらだけ角を手放しているので、そのあたりがどうなのかを意識して指していました。

── どのあたりで優勢を意識しましたか?
室田 ▲7六歩(79手目)に△7三桂と跳ねて、それ以上(先手の)攻めが続かなかったので、そこで指しやすくなったかなと思いました。

── 終盤はどのあたりで勝ちを意識しましたか?
室田 一分将棋だったので、最後の△4九角成で、自玉が詰まないと分かって勝ちかなと。

── 初めての本戦進出となりました。
室田 まだ実感はわかないですけど、リコーさんはアマチュア時代から10年以上、リコー合宿でお世話になっていたので、女流王座戦をなかなか勝てないのは結構つらかったですね。ようやくと言った感じです。本戦も今日みたいに丁寧に指せればと思います。

室田女流二段