（先手は渡部愛女流初段）

（後手は中井広恵女流六段）

（朝の様子）

６月22日（水）は、女流王座戦二次予選より３局中継いたします。
勝者は本戦入りする一番。カードは以下の通りです。

第８ブロック　中井広恵女流六段＊－渡部愛女流初段※
第９ブロック　貞升南女流初段－高浜愛子女流２級
第12ブロック  上田初美女流三段－鈴木環那女流二段
（＊印はフリー棋士／※印はLPSA所属）

いずれも対局は東京･将棋会館で、10時開始。持ち時間は３時間（チェスクロック使用）。
中継は上から順に牛蒡、玉響、紋蛇が担当いたします。よろしくお願いいたします。

(本日の千駄ヶ谷は小雨が降っている)

感想戦は「飛燕」で対局中ということに気遣って、20分弱で終了しました。

次回の中継は明日６月22日（水）。以下の３局を中継いたします。

上田初美女流三段　対　鈴木環那女流二段
貞升南女流初段　対　高浜愛子女流２級
中井広恵女流六段　対　渡部愛女流初段

本日の中継は以上で終了です。ご観戦いただきありがとうございました。

（山口女流二段が機敏な動きで飛車交換して、以下は快勝となった）

（井道女流初段はいいところが作れず）

▲井道－△山口恵戦は山口女流二段の勝ちとなりました。終局時刻は14時50分。消費時間は、▲井道２時間42分、△山口１時間27分。

山口女流二段が本戦進出を決めました。

△４八角成以下の詰めろになりました。▲４七金と逃げても、△４八金▲同金△同角成に、▲同玉は△９八竜以下の詰みがあります。

昼食休憩明けからは先手が攻勢に出て、後手はここ数手受けに回っていました。図の△６二金上で後続手が難しいですが、△５八歩成が間に合えば、後手が優勢になります。

（昼食休憩明けは、先に山口女流二段が戻ってきていた）

（再開直後。両対局者とも真剣な表情）

（井道女流初段は再開を告げられると「はい」と小さく返事をして、考え続ける）

（対局者はタブレットの表示で残り時間を確認する）

12時となり、ここで井道女流初段が５分使って昼食休憩に入りました。消費時間は、▲井道59分、△山口59分。昼食注文は両者ともなし。対局は12時40分から再開されます。

（銀沙）

11時からわずか10分で上図まで進みました。考えられる進行の中でも、いちばん激しい展開の１つ。中盤を飛ばして、すでに終盤に入っているといっても過言ではありません。