表彰式
決勝トーナメント結果
第2ブロック 頼本さんが制す
(188手の熱戦を制したのは頼本さん。感想戦は行われなかった)
終局は18時7分、消費時間はともに20分。勝った頼本さんは一次予選の切符を手にした。
―― 予選から振り返っていかがでしたか。
頼本さん 負けてもおかしくない将棋もありましたが、運がよかったです。
―― 決勝は188手の熱戦でした。感想をお願いします。
頼本さん 疲れました。途中、と金を作られた(81手目)あたりは悪いと思っていました。96手目に△3五銀と引けて流れが変わったかなと。178手目の△7三同角成と馬を引けて勝ちを意識しました。
―― 一次予選進出が決まりました。抱負をお願いします。
頼本さん リコー杯の一次予選に出れるチャンスをいただいたのですから、自分の力を出せるように頑張りたいです。
今井絢さんが決勝を制す
3ブロック決勝は今井絢さん(愛知県)が勝って、一次予選出場権を獲得しました。
3年連続で一次予選出場を果たした今井さん。
【今井絢さんの談話】
――今日は一日、調子はいかがでしたか。
「今日は朝から、秒に追われることがなく、順調に勝ち進むことができたと思います」
――3年連続の一次予選出場ですね。目標をお願いします。
「まずは1勝を目指します。それができたら、これまで2勝したことはないので、2勝を目標にしたいと思います」
――アマ予選にずっと挑戦していますが、年々強くなっている印象です。今後も将棋は続けていきますか。
「少しずつですけど、強くなることができている実感があります。将棋はこれからも続けていくつもりです」
小高さんが一次予選出場を決める
17時23分、小高佐季子さん(千葉県)が宮澤紗希さん(神奈川県)を100手で破って一次予選出場を決めました。
(勝った小高さん)
【小高さんの談話】
―――今日一日を振り返っていかがでしたか。
「今日は時間に追われることが多かったこと、ひとつの戦法(中飛車)しか指せなかったことが課題に残りました。ほかの戦法も身に着けたいです」
―――決勝戦はゴキゲン中飛車対居飛車穴熊の将棋でした。
「決勝戦は序盤で作戦負けだと感じていました。そのあたりをうまく指せるようにしたいです」
―――今回、初めて一次予選出場となります。
「女流棋士の先生に平手で指させていただく機会はめったにないので、今日のように作戦負けしないで丁寧に指せればと思います」