2015年11月28日 (土)

前夜祭(4)

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加藤桃子女流王座
「皆様こんばんは、加藤桃子です。本日はお忙しい中たくさんの方にお越しいただいてありがとうございます。大阪で開催していただいて皆様に温かく迎えていただくのがうれしく思っております。また対局場の芝苑さんも3年連続で開催です。素晴らしい環境をご用意してくださって、工夫もしてくださってありがたく思っています。
 実は昨年の第3局、芝苑での対局のあとに旅に出ました。京都に紅葉を見に行きました。普段はタイトル戦を対局してもすぐに(東京に)帰ってしまうのですが、旅に出た判断もよくて、いろいろな方々に出会えたり素晴らしい景色を見られたりしたことが印象に残っていて、本当によかったなと思っています。明日も『そうだ!』と思ったら盤上でも決断よく指せるようにがんばりたいと思います。
 挑戦者の伊藤沙恵さんとは仲がいいと言われますが、普段から背後から『わぁ!』と驚かせ合うような関係です。明日からは改めて三番勝負なので気を引き締めています。普段は背後からでも、明日は正面からぶつかって全力で戦いたいと思います。
 主催のリコー様、特別協力の日本経済新聞社様、いつも大舞台で貴重な経験をさせていただき、成長させていただいて感謝しています。関係者の皆様、将棋ファンの皆様、はじめタイトル戦開催にあたり様々な準備をしてくださっている方々にも感謝の気持ちを持ちながら指しますので、明日もよろしくお願いいたします」

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伊藤沙恵女流二段
「こんばんは、伊藤沙恵です。こんなにたくさんの方にお越しいただきましてありがたく思っています。まず初めに主催のリコー様、特別協力の日本経済新聞社様、素敵な対局場を用意してくださった芝苑様、全ての関係者の皆様、ご尽力いただきまして感謝しております。ありがとうございます。
 大阪に来たのは関西将棋会館で対局したときくらいですが、そのときはご飯が安くておいしくて、いい場所だなと思った記憶があります。リコー杯女流王座戦は憧れの棋戦で、幼い頃から兄とリコー将棋部合宿にお邪魔させていただいて、強豪ぞろいの中で技術面だけでなくマナーなども教えていただきました。いまでも感謝しております。リコー杯女流王座戦はそういう意味でも出たい棋戦だったので、このような舞台に立つことができてうれしく思っています。
 加藤さんとはリコーの合宿で出会って初めて指していて、縁を感じました。明日の対局はそういったいままでの気持ちを表現できるように、全力を尽くして熱戦を見せるように頑張ります」

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(対局者記念撮影。このあとふたりは前夜祭会場を後にした)