2015年7月 6日 (月)

▲伊藤-△上田 感想戦

A163 (伊藤女流初段は自玉の上部を厚くすることを意識したという)

A164 (上田女流三段は穴熊の堅さを生かす形にできなかった)

A152 (95手目の局面で△1九銀なら難しかった。玉は下段に落とせである)

感想戦は17時50分に終了。その後、伊藤女流初段のインタビューがありました。

A186 (インタビューに答える伊藤女流初段)

―― 本局を振り返っていかがでしたか。

伊藤 形の予想がつかず、序盤は慎重に時間をつかいました。実戦は穴熊にされたので、切り合いは避け、厚みを築くように心がけて指しました。ただ、結果的にはうまくいっていなかったかもしれません。

―― ポイントはどのあたりでしたか。

伊藤 1筋を攻められたあたりです。感想戦では96手目△1七桂成に代えて△1九銀を検討しました。本譜は△1七桂成▲同玉に上に逃げられたのですが、△1九銀と打たれるとそれができません。検討した限りでは△1九銀で先手が少し悪そうでした。

―― 次戦に向けての抱負をお願いします。

伊藤 久しぶりに勝つことができました(それまで女流棋戦で3連敗中だった)。自分の力が出せるように頑張りたいと思います。