2015年7月 6日 (月)

Joryu_ouza201507060201_91_2上図は飛車と竜が使えず先手が相当に苦しい局面でした。下図は4九馬にヒモをつけていた香を取り払った局面。ここまで進むと後手としても容易ならざる局面のようです。

Joryu_ouza201507060201_107_2

Watanabe4 (渡辺女流初段は苦しい局面から差を詰めている)

Kagawa4 (香川女流王将は悪い流れを断ち切れるか)

Itoue103 先手は後手の攻め駒を取り切り、▲2三桂成(図)で上部を厚くしました。ここで後手に厳しい寄せがないと、先手が優勢になりそうです。入玉してしまえば後手の穴熊攻略は難しくありません。


A065 (朝の上田女流三段。図で好手がないと苦しくなる)

Joryu_ouza201507060201_62_2上図から▲4四歩△同歩▲1三歩成△同歩▲同香成△同銀▲4一飛で下図。渡辺女流初段は香を犠牲に飛車を打ち込みました。▲4一飛までの残り時間は▲渡辺44分、△香川1時間30分。

Joryu_ouza201507060201_69_3

Camera1

(対局室カメラが映し出した両者の様子)

Itoue59_751図から2図まで、先手は持ち駒を使い果たしましたが、後手も攻め駒をさばけずにいます。2図で後手に攻めの継続手があるかどうか。局面が落ち着くようだと、先手も7七角の活用が間に合ってきます。

B2967 (伊藤女流初段=昼食休憩明けに撮影)

※この写真の撮影には、PENTAX K-30 を使用しております。

▲伊藤-△上田戦の対局再開の様子です。上田女流三段の対局再開後の一手、△2五銀は13時4分に指されました。以下、銀交換に進んでいます。攻めの銀(後手)と守りの銀(先手)の交換は後手の戦果です。

B2942 (上田女流三段の手番で対局再開)

B2948 (伊藤女流初段はしばらく耐えて反撃を狙いたい)

B2956 (上田女流三段はすぐには指さない)

B2960 (伊藤女流初段は相手の手を待つ)

B2962 (対局再開直後の様子)

※この写真の撮影には、PENTAX K-30 を使用しております。