おはようございます
第5期リコー杯女流王座戦(主催・株式会社リコー、特別協力・日本経済新聞社)は二次予選が進行中。本局は山根ことみ女流初段-小野ゆかりアマ戦をお届けします。対局は6月23日(火)東京・将棋会館「香雲」にて10時開始。
持ち時間は各3時間(チェスクック使用)、使い切ると一手60秒未満での着手となる。
山根女流初段の振り歩先で振り駒が行われ、と金が4枚。小野アマの先手に決まった。
本局の中継は吟が担当する。どうぞよろしくお願い致します。
※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しました。
感想戦
感想戦後、岩根女流二段にお話を聞きました。
―― 本局を振り返っていただけますか。
岩根 うまく指せているような気もしていましたが、そんなに自信があるわけではなかったです。▲4六飛では▲7三歩と打っていれば分かりやすかったです。
―― 勝ちを意識した局面は?
岩根 ▲2九角(89手目)では▲2八玉だと思っていたのですが△8九飛成が詰めろ角取りになるので予定変更です。勝ちになったと思ったのは最後の詰みが見えたときです。
―― 本戦での抱負をお願いします。
岩根 時間の使い方に課題があるので、それを気にしつつ、いい将棋を指したいですね。
本局の中継ブログはこれで終了します。ご観戦ありがとうございました。
次回の第5期リコー杯女流王座戦二次予選中継は6月23日(火) 山根ことみ女流初段-小野ゆかりアマ戦です。お楽しみに。
※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しました。
岩根女流二段が制す
117手まで岩根女流二段が制し本戦進出を決めた。終局時刻は17時15分。消費時間は両者3時間。勝った岩根は本戦進出を決めた。
(終局直後の対局室。勝った岩根女流二段は第1期、第2期に続き3度目の本戦入り)
※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しました。
戦いが始まる
左図は△1五歩と島井女流二段が仕掛けた局面。実戦は▲1五同歩△1七歩▲同香△5五歩(右図)と進行しました。▲5五同銀△4五歩に▲6五歩の展開や▲4七銀と引く手が考えられる。
(△1五歩から戦端を開いた島井女流二段。仕掛けはうまくいくのか)
※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しました。
対局再開
昼食休憩
▲8六飛までの消費時間は▲岩根女流二段51分、△島井女流二段1時間18分。対局は13時に再開される。
(先手から見た盤面。8筋で歩を切って8六へ引いた局面で昼食休憩)
※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しました。
戦型は相振り飛車に
先手は8筋へ、後手は3筋へ飛車を振って戦型は相振り飛車になった。
1筋の突き合いがない形で前例が1局だけある。平成21年11月18日に行われた▲中村真梨花女流二段-△門倉啓太三段戦(新人王戦)。▲4六歩△4二銀▲8六歩△4四歩▲5六銀と進行し後手の門倉三段が制している。対局者の肩書きは当時。
(本局はタブレットで中継が行われている。両対局者に見えるように残り時間が表示される。写真は開始前なので3時間だ)
※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しました。
対局開始
(定刻の10時、対局開始。島井女流二段の振り歩先で振り駒が行われ、と金が3枚。岩根女流二段の先手に決まった)
※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しました。