図は11時頃の局面。ここまでの消費時間は▲加藤29分、△西山2分。
先手は現代らしく居飛車穴熊の堅陣に構えました。一方の後手は懐かしさも感じさせる構えです。控室に来訪した遠山雄亮五段は「後手が薄くて苦労しそうな形ですが……」と懸念しています。Twitter解説の佐藤和俊六段も先手の作戦勝ちと解説しています。もちろん、まだ具体的に差がついたわけではなく、これからの勝負です。
■Twitter解説■
佐藤和俊六段>普通は先手が作戦勝ちだと思います。私は振り飛車党ですがここは居飛車を持って指してみたいです。後手は端攻めが希望で△5一飛は△9二香~△9一飛を含みにしています。さらに△4二角~△6五歩となれば全軍を端に利かすことができます。
2014年11月13日 (木)