2014年11月12日 (水)

前夜祭(1)

前夜祭の模様です。

Img_8329初めに両対局者が入場。盛大な拍手で迎えられた。

Img_8342_2開催の挨拶 古島 正 株式会社リコー 執行役員。
「将棋部の部長でもあります古島です。よろしくお願いいたします。リコー杯は今期で4期を数えましたが、静岡では3回タイトル戦をやらせていただいています。浮月楼さんでは2年連続ですね。明日の戦いですが、加藤さん、西山さんはともに19歳。奨励会でも切磋琢磨しています。リコーはこうした事業を通じて、女性の社会進出にも少しでも力になれればと思っております。またこの会場にはリコーの製品も展示していますので、ぜひ見ていっていただきければと思います」

Img_8353主催者挨拶 渡辺 明 二冠・公益社団法人日本将棋連盟。
「今回は将棋連盟を代表する立場でご挨拶をさせていただきます。今回は盛大に前夜祭を開催していただきましてありがとうございます。今期の女流王座戦五番勝負は19歳のお二人による非常にフレッシュな戦いになりました。加藤さんは第1期、第2期に女流王座を獲得されていますが、今は女王というタイトルを持っていらっしゃいます。また西山さんは今回タイトル戦が初めてということですけれども、一躍全国区に踊り出たという感があります。実はお二人とも奨励会に入っていまして、棋士四段を目指しているんですね。西山さんが二段、加藤さんが初段。この二人が現在奨励会でしのぎを削っているんですが、そのライバル物語というんですかね、今回の五番勝負はその序章のような位置づけになると思っております。リコー杯女流王座戦は今期で第4期を迎えまして、ファンの皆さまにもすっかり定着したと思います。第1局は加藤女王が先勝しました。明日の第2局はこの五番勝負を占う一局になると思いますので、第2局、また第3局以降もご注目をいただければと思います」

Img_8374開催地挨拶 西ヶ島 隆司 静岡市 生活文化局 文化スポーツ部長(静岡市長メッセージ代読)。
「第4期リコー杯女流王座戦第2局の開催にあたりまして、開催地の市長という立場からご挨拶申し上げます。女流棋士40周年という記念の年に、女流王座戦が開催されますことを非常に光栄に思っております。静岡県民にとっても郷土の誇りであります牧之原市出身の加藤桃子女王、そして先日女性では最年少で二段になられた西山朋佳奨励会二段、ともに19歳という若さで、今後の女流棋界を占う重要な一局になると思っております。静岡は将棋名人制度を創設された徳川家康公のお膝元であります。来年は顕彰四百年記念として、官民一丸となって取り組んでまいりますが、将棋事業はその目玉であります。平成24年の第70期名人戦の誘致に始まりまして、今年3月には第72期名人戦第0局と銘打ってA級順位戦の最終局をこの浮月楼で開催しました。そして12月6日、7日には第6回国際将棋フォーラムin静岡と題しまして、グランシップで開催いたします。5日には前夜祭がありますが、まだお席に若干の余裕がありますので、ぜひ参加していただければと思います。女流王座は女流棋界最高峰の称号であるとともに、アマチュア選手や海外選手に出場枠を広げ、将棋のグローバル化に大いに貢献しているものとうかがっています。今後とも本市において、将棋を通じた地域の魅力を広げることにご協力をお願いいたします」

(文章書き起こし=文)