2014年6月26日 (木)

室谷女流初段インタビュー

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■室谷女流初段インタビュー■

―――序盤は▲4八玉から美濃囲いに組む作戦でしたが、これは研究している形ですか。
室谷「▲5六銀(13手目)で△4四歩と受けさせることで、後手から早い攻めが来ないので、美濃囲いで戦えるかなと思って研究しています」

―――中盤はいかがでしたか。
室谷「▲3六歩と開戦したところは、まずまずかと思いました。60手目の△4四歩に▲3四歩と突いたところでは、良くなったかなと」

―――先手がかなり良さそうな形でしたが、81手目▲4五銀に△4八歩で急にピンチになりましたか?
室谷「はい。△4八歩の筋は打たれないようにずっと気にしていたのですが、▲4五銀と出る瞬間だけうっかりしてしまいました。打たれた瞬間は青ざめたのですが、局面が複雑だったので、もしかするとチャンスがあるかもしれないと気を取り直して指していました」

―――勝ちを意識されたのはどこでしたか。
室谷「115手目▲5五玉と出たところで、玉が安全になったので勝ちになったかなと思いました」

―――リコー杯は初の本戦出場ですね。意気込みをお願いします。
室谷「先のことは考えず、目の前の対局に集中していきたいと思います。今日のようなポカをしないように気を付けたいです」

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(インタビュー、八雲・撮影、吟)

※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しています。