■北村桂香女流1級インタビュー
――序中盤の分かれはいかがでしたか。
北村 序盤は少し指しやすいと思っていましたが、中盤で間違えて作戦負けになってしまいました。
――具体的に苦しいと感じた局面は?
北村 △4二飛(50手目)で指す手がなくなって……。
――後手から攻められ、▲1八玉(63手目)とかわした局面では、対局中どう思っていましたか。
北村 投了してもおかしくないと思っていました。逃げることができたのは運がよかった、たまたまだと思います。
――その後、後手玉を押し返せるかどうかという展開になりました。
北村 少し挽回できたと思いました。悪いとは思っていましたが、気持ちは楽でした。
――逆転を意識された局面は?
北村 ▲5五銀(111手目)に△4五歩と打った手に、▲4六歩と突いて、少し自信が出てきました。
――初の本戦入りとなりました。感想と、抱負をお願いします。
北村 実力的に差があり、対局の内容も失敗していたので勝てたのはたまたまです。今回の対局を反省して、次に生かせるよう、本戦ではがんばりたいと思います。
※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しています。