(リコージャパン株式会社 常務執行役員 関西営業本部本部長 坂主智弘さま)
本日は大変足元の悪い中、このようにたくさんの皆さま方にお集まりをいただきまして誠にありがとうございます。今回は第3期ということで、皆さま方のご支持を得て3回目を迎えることができました。女流王座加藤さん、そして女流三冠里見さん、ということで今年度も大変楽しみな好カードということで、ワクワクしているところでございます。
今まで経験をしてきた、習い覚えた、先輩から教わってきたものが必ずしもこの先は通用しない、「次の一手」というものはなかなか勇気が要る、そんな実感を日々の仕事の中で感じているところでございます。一手を指すとそれを取り消すことができない、一手を指すことによって次の局面が開ける、一手を指さない限りは新しい景色が生まれない、そんなところがビジネスとまったく一緒だなと感じながら皆さまのお話を聞かせていただきました。
いよいよ第1局が当地大阪から始まるということでございます。おそらくお二人の対局を、次の一手、次の勇気を求める多くの皆さま方が注目されていることだと思います。ぜひ皆さま方の温かいご支援を今回もまたいただきまして、素晴らしい対局を皆さまとともに拝見させていただきたく思います。
最後になりましたけれども、主催をいただいております日本将棋連盟の皆さま方、そして特別協力をいただいております日本経済新聞社の皆さま方、大変なご尽力をいただいて3回目を迎えることができました。厚く御礼を申し上げたいと思います。また、お二人のこれから始まる熱い戦いを拝見させていただきたく思います。簡単ではございますが挨拶と代えさせていただきます。ありがとうございました。
本日はお忙しい中、また足元の悪い中、リコー杯女流王座戦の前夜祭にご出席いただきありがとうございます。 また棋戦を主催しております株式会社リコーさま、そして特別協力の日本経済新聞社さまに改めまして厚く御礼を申し上げます。
第3期の女流王座戦は素晴らしい顔合わせになりました。第1期、第2期とタイトルを獲得して3連覇を目指す加藤桃子さん。そして挑戦者の里見香奈さんはここ数年女流棋戦で大活躍で、今年はタイトル戦すべてに出場しております。またこの二人は、ご承知のように、男性棋士と同じ条件での四段を目指す奨励会に在籍しております。加藤さんが現在1級で里見さんが二段、東京と大阪ということで奨励会で対戦することはないのですが、それだけに逆にお互いに意識するところがあると思います。明日からの五番勝負はそういう意味でも素晴らしい熱戦になることは間違いないと思っております。ぜひ皆さまには日本経済新聞紙上、またはネット中継、あるいは解説会でお楽しみいただければと思います。
またこの前夜祭には囲碁界の井山裕太王座、また先日防衛を果たしたばかりの羽生善治王座も出席しております。井山さんが6冠で羽生さんが3冠ですから、私の計算に間違いがなければこの会場で将棋囲碁のタイトルは全部で13あるんですかね。こういうことは滅多にないと思うのですが、ぜひ今日出席されたファンの皆さまには、他にも棋士がたくさん来場しておりますので楽しい時間をすごしていただければと思います。
この女流王座戦開催にあたりましてお世話になりましたすべての方々に厚く御礼を申し上げまして、ご挨拶と代えさせていただきます。
女流王座戦は3期、それ以前に日経としては将棋はもちろん囲碁、日本の伝統的な戦術・戦略を考えることに非常に関心を持っておりまして。ウーマノミクスという、あらゆる側面から女性の問題・将来を日本全体で考えていこう、というキャンペーンをやっております。こういう女流王座戦というものがありますと非常に分かりやすいと思います。今後とも全力をあげてご協力していきたいと思いますのでよろしくお願い致します。
明日対局されるお二人のご健闘は当然お願いしまして、日本将棋連盟さま・株式会社リコーさまのご繁栄、また一般の応募で来られた方もたくさんおられますのでそのご健勝を記念して乾杯の音頭をとらせていただきたいと思います。ご唱和ください、乾杯!