2013年8月20日 (火)
感想戦
終局直後
本田が2年連続で挑戦者決定戦へ
先手優勢
▲6四金が好手。以下△6四同銀▲6六金△7四玉▲4七香と、玉頭の勢力を奪い返しながら、飛車を取りました。
先手が優勢になりましたが、「秒読みなのでわからない」と言われています。
18時をまわる
137手目の局面から△7六桂▲7七玉△4七飛▲5七角△7五銀と進みました。
どちらがスペースを埋めることができるか。時刻は18時を回りましたが、激戦が続いています。
「そろそろ攻めないとだめ」
先手が着実に駒をはがしましたが、手番を渡したこの瞬間が怖いところ。渡辺女流初段、ここで玉頭戦に利く攻防手を放てるかがポイントです。中継室に来訪した棋士からは、「そろそろ攻めないとだめですね」との声も上がりました。
粘り強い
渡辺女流初段が必死に受けへ回っています。図の▲7四桂は、後手の4~5筋の防波堤を壁にする狙いですが。
△6四歩と逃げ道を広げました。渡辺女流初段、現時点で半分以上の手を受けに費やしています。本当に粘り強い棋風です。
本田が盛り返す
△5一歩と渡辺女流初段が受けた局面。ここで本田女流三段は▲1三竜△3三歩▲2八飛△3五馬▲2四飛と進めました。
本田女流三段の眠っていた飛車がさばけました。「完封もあるか」と言われていましたが、先手の攻め駒が増えてきたので受けつぶすのは難しくなっています。形勢は不明です。
棋風通り
渡辺女流初段が棋風通りの指し回しを見せています。図は▲5五銀と打った局面ですが、△3七角と打ちました。
上図は△2六桂までの飛車の詰めろ。以下、▲1六歩△2六角成!▲7五歩△4六と!▲7四歩△4五と!
二枚目の馬を作り、と金を自陣に引き付けました。2回戦では上田初美女流三段の攻めを切らした渡辺女流初段、本局でも受けつぶそうとしています。