(遠山雄亮五段が中継室に来訪しました)
(加瀬六段と遠山五段は師弟関係)
14時頃の消費時間は真田女流二段49分、中倉女流二段1時間49分と、ちょうど1時間の差がついています。14時20分頃には図の局面になりました。お二人によると形勢は先手がいいようです。
この局面について考えてみると、
(1)駒割りは角金交換で先手の駒得ですが、後手もと金が作っているので微妙。
(2)後手は▲2四金△同歩▲3四角打を受けなればいけないので、手番は先手です。
(3)玉の固さも先手が少し上でしょう。
(4)駒の効率は5六角のにらみが厳しいので先手が少しいいでしょう。
駒の損得はないが、手番を握り、攻めと受けの駒の効率がいいということになります。このことを考えると、ゆっくりした展開は後手がうれしいのではないでしょうか。後手が立て直す前に先手から積極的に攻めていきそうな局面です。