2013年7月 8日 (月)

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図は伊藤1級が金取りに歩を打ったところ。対して)▲5六同金は△7五歩▲同角△5六銀▲同銀(▲同飛は△7七角成が銀取りの先手)△7四歩(参考1図)で後手よしとなります。

Photo_47よって△5六歩には▲同銀△7五歩▲同角△5六銀▲同飛△7七角成▲5四歩△5二金▲6四角(参考2図)と桂を見捨てて攻め合ってどうかと言われていました。

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本譜は△5六歩以下▲同銀△7五歩▲同角△5六銀▲5四歩!△同金▲5六飛△5五銀と進んでいます。

Photo_48力の入った攻防を読み勝っているのは果たしてどちらでしょうか。

 


 Photo_36図は昼食休憩前の局面。対局再開後、△2六歩▲同歩△5六歩▲6五歩△5五銀と進みました。

Photo_38図で▲5六銀は△6六銀で次に△7五歩を見せられ先手忙しくなりますが、石本アマはここで▲5七歩。

Photo_39この手が石本アマのセンスの良さを示した一手で、△5七同歩成▲同金と進めれば△5六歩にも▲同銀と応じ△6六銀がありません。

伊藤1級は意表を突かれたか、▲5七歩と打たれた局面で少し考えています。
 

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図は31手目の局面。ここで△5四銀と本譜は立ちました。以下▲5五歩と取った場合、(1)△同銀▲5六歩△4四銀(参考1図)とし、以下△3五銀を狙う順があります。

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また(2)△5五同角と角で取る手も考えられます。以下▲5六銀△3三角▲5五歩△同銀▲同銀△同角▲6五歩は後手も怖いところ。ただ上記△3三角で、△2六歩▲同歩△2八歩と角を逃げずに十字飛車の筋で勝負にいく順は考えられます。以下▲5五銀△2九歩成▲同玉△5五銀(参考2図)は、2枚換えの駒得で後手不満ない戦いです。

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本譜は△5四銀に▲8六角△5三金▲7七桂と進んでいます。

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