『角には角』とは格言のひとつで、利きが強力な角の働きを弱めるには角を打つ手が有効になることが多いことを教えてくれています。
▲島井-△船戸戦は『角には角』の手が2回出ました。
▲6六角は、前述した△6四銀~△7五歩から攻められるのを防いでいます。放置するのは7七銀が使いにくくなります。
△3四角は、▲6五銀~▲7四銀の突進をけん制しています。
11時50分頃、上図の△6四銀が指されました。7四歩が浮いているのでヒヤッとしますが、▲7四角には△6七角成があります。
(将棋会館前のイチョウの並木は葉が深い緑色になっている。秋になると、道いっぱいに黄色いじゅうたんが広がる)