2012年7月18日 (水)

Joryu_ouza201207180101_142昼食休憩再開後の▲7六飛に上田女王は55分の長考で△1三角。本局は持ち時間3時間制、55分は大長考と言ってもよいだろう。岩根女流二段も長考派。ゆっくりと局面が動いている。

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55分使って△1三角。上田女王の消費時間は1時間30分に。

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長考の末に上田女王はどのような構想を描いたのだろう。

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低く構えて上田女王の攻めを迎え撃つ岩根陣。

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上田女王は美濃囲いに収まり、いよいよ攻め掛かるか。

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敵陣深く馬を作った本田女流二段。

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馬は作られたが銀冠が美しい伊藤陣。

両対局とも富月作水無瀬書の盛上げ駒が使用されている。

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▲岩根女流二段-△上田女王戦は△9四歩に岩根女流二段が14分使って12時10分となり昼食休憩。消費時間は▲岩根女流二段1時間15分、△上田女王35分。

▲伊藤奨励会1級-△本田女流二段戦は本田女流二段が△4九角成と馬を作った手に対し、伊藤奨励会1級が7分使って昼食休憩に入った。昼食休憩までの消費時間は▲伊藤奨励会1級48分、△本田女流二段59分。

対局再開はともに13時。

Joryu_ouza201207180101_137▲岩根女流二段-△上田女王戦は上田女王の銀が五段目まで攻め上がっていよいよ本格的な戦いが始まるか。岩根女流二段は飛車の横利きが受けに利いている。

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Joryu_ouza20120718020157▲伊藤奨励会1級-△本田女流二段戦は先手は銀冠の堅陣に組み上げた。対する後手は3歩を駒台に載せているのがセールスポイント。互いにどのような構想を見せるのか。

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 (自玉の堅さが武器、伊藤奨励会1級)

Joryu_ouza20120718020142▲伊藤奨励会1級-△本田女流二段戦は相居飛車の戦い。両者とも角を手持ちにしており、先手は6五の後手は3五の位を取っている。互いに予想の範疇だったのか指し手は早い。

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▲岩根女流二段-△上田女王戦は相振り飛車の戦いに。こちらはゆっくりとした進行だ。

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ともに振り飛車党、上田の居飛車で対抗形か相振り飛車か。

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記録係の石井健太郎三段(19歳・所司和晴七段門下)が上田女王の振り歩先で振り駒を行い、5枚すべてと金が出て岩根女流二段の先手に決まった。

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初手▲7六歩を着手する岩根女流二段。

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2手目△3四歩と応じる上田女王。