2012年7月26日 (木)

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再開後の▲9八香(図1)から△5四歩▲9六歩△3四銀▲9五歩と進んだ。14時現在、図2の局面で島井女流二段が考えている。▲9八香が意外な手で、その代わりに▲9六歩と指していれば、図2の▲9五歩の代わりに▲8六歩や▲9七桂と一手早く力をためる手が指せたところ。中村女流二段が▲9八香と様子を見たのは、実戦ならではの駆け引きと言えそうだ。

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(「▲9八香は珍しい手ですね」と、棋譜用紙を見ながら検討する井道千尋女流初段)

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(昼食休憩中も考え続けていた中村女流二段)

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(島井女流二段も早めに対局室へ戻っていた)

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(再開の合図とともに中村女流二段は▲9八香と上がった。▲9六歩や▲8六歩を予想していた中継室では、意外な一手と言われている)

(紋蛇)

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図の局面で中村女流二段が12分使って12時10分となり、昼食休憩。昼食休憩までの消費時間は▲中村56分、△島井1時間3分。対局は13時に再開される。

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(中村女流二段側から見た駒)

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(島井女流二段側から見た駒)

(紋蛇)

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中村女流二段が向かい飛車、島井女流二段が三間飛車に構えた。

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囲いは中村女流二段が美濃囲い、島井女流二段が矢倉を選択。11時頃中村女流二段が6筋に飛車を振り直し、陣形の立て直しを図った。後手の出方次第では▲6五歩と突き、端攻めを狙うのだろう(参考図)。双方ともに構想力が問われる、じっくりとした展開になっている。27手目までの消費時間は▲中村30分、△島井18分(持ち時間、各3時間)。

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(紋蛇)

島井女流二段の振り先で、と金が4枚。中村女流二段の先手が決まった。

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(中村女流二段)

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(島井女流二段)

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(定刻10時に対局開始)

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(角道を開けた直後の中村女流二段)

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(島井女流二段は三間飛車に構えた)

(紋蛇)

Photo

第2期リコー杯女流王座戦本戦トーナメント2回戦より、島井咲緒里女流二段(LPSA所属)と中村真梨花女流二段の一戦をお送りする。
対局は東京・将棋会館にて、7月26日(木)10時開始予定。持ち時間は各3時間。勝者は3回戦で上田初美女王-本田小百合女流二段の勝者と対戦する。
本局の中継は棋譜・コメント入力を吟記者が、本ブログを紋蛇が担当致します。本日はよろしくお願い致します。

(紋蛇)

2012年7月24日 (火)