2012年7月12日 (木)

_29里見女流四冠の△9五飛を見て長考に沈んでいた鈴木女流二段は、▲3六歩といきなり動いていきました。△同歩なら▲3四歩と打つ狙いです。本譜は△9四飛▲3五歩△2四飛と進み、後手は一歩損の代償として当初の狙い通りの飛車の大転回を果たしました。

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(厳しい表情で対局に臨む鈴木女流二段)

(翔)

Joryu_ouza201207120301_45 ▲山口-△島井戦は山口女流初段が高美濃の立体的な構え、島井女流二段はカニ囲い風の平面的で低い構えを取っています。
この後は双方攻撃陣を整備することが予想されます。千日手に進んだ▲西山-△甲斐戦よりも幾分穏やかな進行です。

(銀杏)
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(▲山口-△島井戦の開始時)

Joryu_ouza201207120201_42_2 ▲西山-△甲斐戦は11時30分、42手で千日手になりました。消費時間は西山23分、甲斐50分。
対局は昼食休憩を挟んで13時に再開されます。
指し直し局の残り時間は▲甲斐2時間10分、△西山2時間37分となります。

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(駒をしまう甲斐女流四段)
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(対局は13時に再開される)
(銀杏)

Joryu_ouza201207120201_29 ▲西山-△甲斐戦は▲2三角成△4四飛▲4一馬△3四飛▲2三馬△4四飛と千日手模様に進みました。もしかして…と思われたところで西山2級が▲1六歩と打開。▲1五歩~▲1六飛と転じて馬を取りに行く狙いのようです。

(銀杏)
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(▲西山-△甲斐戦の対局前)

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図の▲7五角は飛車の横利きを消す狙い。わずかながら公式戦での実戦例もある手です。

_28上図から△4二銀▲4八銀△3五歩▲4六歩△9五飛(右図)と進行。狙いは△9四飛~△2四飛(△3四飛)と飛車を転換することですが、先手には防ぐ手段がありません。後手が飛車に手数をかけている間に、先手が好形を築けるのか。序盤から目が離せない展開になりました。

(翔)

20120712_0003 東京の▲西山-△甲斐戦と▲山口-△島井戦はともに相振り飛車に進みました。出だしは図の3手目▲7五歩。石田流を目指す近年流行型です。
Joryu_ouza201207120201_16 ▲西山-△甲斐戦は相三間飛車に進みました。最近、女流棋士の対局で多い展開です。少しの形の違いをどう生かしていくか。西山2級は図で▲3八銀と美濃囲いを目指しました。△8八角成▲同銀△2八角が見えますが、大丈夫なのでしょうか。
Joryu_ouza201207120301_14 ▲山口-△島井戦は山口女流初段の三間飛車に島井女流二段は向かい飛車で対抗。飛車と銀の位置が違うため、攻めのポジショニングも変わってきます。後手は角道を通したまま指し進められるのが長所です。
(銀杏)