2012年6月18日 (月)

中村女流1級 ミニインタビュー

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――本局を振り返って

中村女流1級  竹部さんはいろいろなパターンを指されるので、(戦型の)予想はつかなかったんですけど、早い段階で仕掛けてくるとは思っていました。本譜は似たような形で経験がありました。美濃囲いが完成していない状態だったので、そこをどうしのぐか、そこが難しかったですね。

――33手目▲4四同飛の局面は後手が指しにくいという意見もありました

中村女流1級 △7二銀が入っている形だと(▲4四同飛に△3三角と打って)振り飛車よしの変化です。でも本譜は△3三角には▲4一飛成が金取りになります。そこをどうするか……。でも、あそこで△8二玉(20手目)から美濃囲いに組めないようだと、おかしいような気がしたので。▲4四同飛の局面がいちばん難しいところでしたが、そこをしのげば後手の形のよさが生きてくると思いました。

――昼食休憩の局面(46手目△4一歩)の形勢判断は

中村女流1級 (44手目△4二金で)銀桂交換になったあたりは指しやすくなったと思いました。(54手目の)△9八飛まで少しずつ良くなってきて、(59手目)▲9七金の局面で間違えずに寄せられればと思っていました。

――本戦に向けての抱負をお願いします

中村女流1級 昨年は二次予選で負けてしまって、今期が初めての本戦です。思いっきりぶつかっていけたらと思います。

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本日はご観戦ありがとうございました。

(吟)