2012年6月25日 (月)

Joryu_ouza20120625010188_2待望の△1六桂が入った。先手は美濃囲いの金・銀3枚が残っているが端が弱い。▲1六同香でも▲3九玉でも先手がやや指しやすそうだが悩ましいところだ。

本譜は▲1六同香と取った岩根女流二段。すぐに千葉女流四段は△同歩と取り返す。▲1六同香から岩根女流二段は1分将棋。△1六同歩で千葉女流四段の残りは23分。

(吟)

 

Joryu_ouza20120625010181図は△1四同香に▲2六桂と打った局面。△1二香には▲1四桂△同香に▲2六桂のおかわりがある。ただし後手に桂を渡すと△1六桂が飛んでくる。端の攻防を制すのはどちらか。

Dsc_0076


後手は桂を手に入れて△1六桂のカウンターが狙いだ。

(吟)

Joryu_ouza20120625010171先手は▲5三歩成と歩を成り捨てて飛車の横利きを通す。△同馬と取らせて1筋から攻める構想だろうか。1筋の香をうまく吊り上げて▲3四飛と取っていきたいところだ。岩根女流二段は残りが20分を切った。千葉女流四段は50分ほど残しており、岩根女流二段は時間とも戦うことになりそうだ。

Dsc_0090


美濃囲いの堅陣で攻め込む岩根女流二段。うまく攻めを繋げることが出来るか。

(吟)

Dsc_0050

先手の岩根陣から見た盤面。△8六歩が突かれたところだ。

Dsc_0051

先手の岩根玉は美濃囲い。

Dsc_0054

後手の千葉玉は穴熊に。本局は富月作菱湖書の盛上げ駒が使用されている。

Dsc_0059

千葉女流四段の脇息がググッと前に迫り出してきている。

(吟)