図の局面で12時10分となり、昼食休憩に入りました。消費時間は▲長谷川1時間17分、△山口52分(持ち時間各3時間、チェスクロック使用)。対局は13時から再開されます。
(翔)
長谷川、切り返す
図は長谷川女流二段が▲6六桂と打ったところ。△1八香成に▲7四歩と突き出し、長谷川女流二段がうまく切り返した印象です。△7四同歩には▲3五銀が考えられます。このときに△8四飛と回れないのも、▲6六桂~▲7四歩のメリットです。
(翔)
仕掛ける山口
11時少し前、山口女流初段が△2五桂と跳ね出して仕掛けました。香取りを受ける▲7七桂に△1七桂不成と端攻めを敢行しました。
以下▲同香△1六歩▲同香△同香に(1)▲1七歩は△同香成▲同桂△1四飛。(2)▲7四歩は△同飛があります。立会人の井上九段は「7九角を使っていきたいですね。▲3五銀~▲4六角というように。いい勝負だと思います」。
(長谷川女流二段。後手の攻めを受け止められるか)
(翔)
穏やかな形に
序盤はお互い仕掛けの可能性もありましたが無理筋だったようで見送り、穏やかな形になりました。「後手は美濃囲いも穴熊も考えられます」と井上九段。
(「攻める大和撫子」と呼ばれる山口女流初段。美濃囲いか穴熊か、どちらを選ぶだろうか)
(翔)
相三間飛車
対局は▲7六歩△3四歩▲7五歩△3五歩の出だしで、相三間飛車になりました。女流棋戦でよく指されている戦型で、5月19日に行われた一次予選一斉対局でも1日に4局現れた形です。
右図では△8八角成▲同銀△2八角が気になりますが、「▲7四歩がありますね」とは本日の立会人の井上慶太九段。以下△同歩には▲5五角の両香取りがあります。
(朝、立会人として対局開始を見守る井上慶太九段。本日の関西将棋会館では棋聖戦一次予選が3局指されている)
(翔)
対局開始
振り駒の結果、歩が4枚出て長谷川女流二段の先手となりました。
(10時に対局開始)
(初手を指す長谷川優貴女流二段)
(4手目△3五歩を指す山口恵梨子女流初段)
(翔)
二次予選 長谷川女流二段-山口女流初段戦
おはようございます。本日は関西将棋会館より二次予選の1局をお届けいたします。
長谷川優貴女流二段
山口恵梨子女流初段
このふたりによる対局です。対局開始は10時。最後までお楽しみください。
(翔)
岩根女流二段ミニインタビュー
感想戦
岩根女流二段本戦へ
137手で岩根女流二段が制し、本戦進出を決めた。終局は17時24分。消費時間はともに3時間。
(吟)