2012年6月26日 (火)

_35図は長谷川女流二段が▲6六桂と打ったところ。△1八香成に▲7四歩と突き出し、長谷川女流二段がうまく切り返した印象です。△7四同歩には▲3五銀が考えられます。このときに△8四飛と回れないのも、▲6六桂~▲7四歩のメリットです。

(翔)

_28
11時少し前、山口女流初段が△2五桂と跳ね出して仕掛けました。香取りを受ける▲7七桂に△1七桂不成と端攻めを敢行しました。
以下▲同香△1六歩▲同香△同香に(1)▲1七歩は△同香成▲同桂△1四飛。(2)▲7四歩は△同飛があります。立会人の井上九段は「7九角を使っていきたいですね。▲3五銀~▲4六角というように。いい勝負だと思います」。

_30
002
(長谷川女流二段。後手の攻めを受け止められるか)

(翔)

_23序盤はお互い仕掛けの可能性もありましたが無理筋だったようで見送り、穏やかな形になりました。「後手は美濃囲いも穴熊も考えられます」と井上九段。

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(「攻める大和撫子」と呼ばれる山口女流初段。美濃囲いか穴熊か、どちらを選ぶだろうか)

(翔)

_4
対局は▲7六歩△3四歩▲7五歩△3五歩の出だしで、相三間飛車になりました。女流棋戦でよく指されている戦型で、5月19日に行われた一次予選一斉対局でも1日に4局現れた形です。

_11右図では△8八角成▲同銀△2八角が気になりますが、「▲7四歩がありますね」とは本日の立会人の井上慶太九段。以下△同歩には▲5五角の両香取りがあります。

010
(朝、立会人として対局開始を見守る井上慶太九段。本日の関西将棋会館では棋聖戦一次予選が3局指されている)

(翔)

2012年6月25日 (月)


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――本局はどこで勝ちを意識しましたか?

岩根女流二段  123手の▲8六飛とぶつける手が見えて勝ちかなと思いました。

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――本戦の抱負をお願いします。

岩根女流二段 あまり先のことを考えると良いことがないので、普段通り一局一局、目の前の対局を頑張っていきたいです。

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本日はご観戦ありがとうございました。明日は長谷川優貴女流二段-山口恵梨子女流初段が行われます。ぜひお楽しみに。

(吟)