対局立会人は伊藤果七段
伊藤果七段は伊藤果(いとう・はたす)七段は京都府京都市出身、1950年9月16日生まれ。(故)高柳敏夫名誉九段門下。棋士番号は118。1963年、6級で奨励会入会。1975年6月19日、四段。1995年10月、七段。2011年6月7日、引退。通算成績は472勝554敗。
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おはようございます
中井女流六段 ミニインタビュー
中井女流六段 普通の三間飛車より、こちらが手得しているので、うまく活かせないかなと思って指していました。こちらが後手の攻めを誘った意味はあるのですが、どの手でこられるかなと考えていました。
――指しやすくなったと思った局面は?
中井女流六段 ▲5六歩(41手目)と打った手に対し、△6四銀と引いたので、やや指しやすくなったと感じました。△5六同銀▲同銀△2九馬の銀・桂交換の変化は分からないですね。▲7五角成(51手目)と馬を作った局面は優勢かと思ったいました。ただ、こちらは良い馬の位置をキープして、相手の馬を働かせないよう考えていたのですが、あの辺りの数手はおかしかったと思います。△4五桂(72手目)~△5七桂成と桂を使われ、逆転されてしまったかなと感じていました。
――勝ちを意識した局面は?
中井女流六段 ▲6八銀打(101手目)~▲5九金と打って、飛車を詰まして勝ちかなと。
――本戦での抱負をお願いします
中井女流六段 挑戦者になってタイトル戦に出たいのですが。まずは月並みですが一局一局を頑張っていきたいですね。
(吟)
感想戦
中井女流六段 本戦へ
139手で中井女流六段が制し本戦入りを決めた。終局は17時32分、消費時間はともに3時間。
(吟)
中井女流六段 決めに出る
いよいよ▲9五歩と端攻めを敢行した中井女流六段。△同歩と取るのは▲同香と走り△同香は▲9三金△同玉▲9一竜△9二合▲9四香△8三玉▲9二竜で後手玉は詰んでしまう。先手が勝勢になった。
(吟)
飛車を捕まえる
図の▲5九金で後手の飛車が捕まっている。ただし先手も飛車1本の攻め。まだまだ形勢は分からない。両者ともすでに一分将棋に突入している。
(吟)