2012年6月28日 (木)

_63png駒交換が進んで局面が大きく動きました。先手玉は広さ、後手玉は堅さが終盤戦の命綱になりそうです。

駒割りは▲金△桂桂香の交換で後手が駒得。▲5四歩の筋は怖いですが、現状は△7七角成があるので大丈夫。△2六桂や△2六香の攻め筋も残されています。
現局面は勝負どころ。ここをしのげば後手がよくなりそうです。


Gdsc_0016
(鈴木女流二段。図の▲3五歩にどう対応するか)
Gdsc_0012

_47_53

4・5・8筋で歩がぶつかって中盤戦に入りました。1図の▲4五歩は3七桂の活用をみた一手。この桂がさばければ穴熊攻略の道が見えてきそうです。

本譜は1図から△2四角▲2五歩△3三角▲4四歩△同金▲4六歩(2図)と進みました。後手は角の動きで手損しましたが、その代償として▲2五桂を消しました。2六の地点に駒を打つスペースも作っています。先手は4筋の歩がバックしましたが、次に▲4五桂の活用を見ています。味わい深い攻防です。

Edsc_0013
(鈴木女流二段 ※休憩明けに撮影)
Edsc_0027
(室谷女流初段 ※同じく休憩明けに撮影)

_44png 12時10分、図の局面で昼食休憩に入りました。
昼食休憩までの消費時間は▲室谷1時間22分、△鈴木47分(持ち時間は各3時間、チェスクロック使用)。
対局は13時に再開します。

Dsc_0001_3
(休憩中の対局室)
Dsc_0004
(向かって右が先手の室谷女流初段の席)

_42png 互いに堅陣を築いて持久戦模様の将棋になりました。
「先手は角交換にならないようにした訳ですから、▲4五歩と行くということですかね。△同歩▲同桂なら優勢ですから。▲5五歩~▲4五歩もあると思います。ただし後手は▲5五歩に△同歩と取るとは限りませんが」(中尾五段)


Dsc_0030_3 Dsc_0015_3

Nakao 中尾敏之(なかお・としゆき)五段。
静岡県富士市出身、1974年10月24日生まれ。
(故)廣津久雄九段門下。棋士番号は230。
1989年、6級で奨励会入会。
1998年10月、四段。2007年5月、五段。
通算成績は138勝195敗(勝率0.414)。

Dsc_0011
(中継室のモニターで局面を確認する中尾五段)