2011年12月12日 (月)

玄妙な垂れ歩

20111212_7716時40分、加藤奨励会1級は▲4二歩(図)と敵陣へ歩を放った。1手前に△4六飛と走ってきたため可能になった手だが、ここは後手玉の逃走ルートになっている。控室では「どういうことだろう?」と苦悶の声が上がっている。現時点での具体的な効果が見えない以上、歩を手放した損が強いと見ているようだ。控室には米長邦雄永世棋聖、深浦康市九段が姿を見せている。「プロがそんなことじゃダメだよ、よく考えて」と米長永世棋聖。

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(17時頃、控室では鈴木八段、中川八段が中心になって検討が進められている)

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