2011年11月 3日 (木)

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「難しい将棋でしたが、後手番で主導権が握れそうでまずまずかなと。△4七角が先手で打てて勝ちになったと思いました」

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「作戦は予定していました。指したことがないのでわからなかった。攻めも細く自信がなかった」

(吟)

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▲7九玉を見て「これは△6九金でも△5八角成でも後手がいいですね」と佐藤九段。清水女流六段が優勢になったようだ。

(吟)

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17時ちょうど、残り7分まで時間を使って清水女流六段が△4四飛と着手した。△4四飛を見た加藤奨励会1級の頭がググッと前に迫り出してきた。写真は控え室モニターのもの。△4四飛に▲同角△同歩▲2二飛△4七角が検討されている。控え室には後手よしの空気が流れている。

(吟)

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加藤奨励会1級が▲6五銀と出た局面。飛・角両取りの派手な手だ。△4四飛▲8五桂にじっと△4五飛と浮く手が検討されている。先ほどまでは後手ノリの声が多かったが、まだまだ難しい形勢のようだ。

【twitter解説】
「先手は▲6五銀△4四飛▲8五桂からうまく飛車を取って、▲2二飛と打つのが狙いになっています。加藤さんが踏み込みよく指してますね。際どいです」(矢内理絵子女流四段)

(吟)

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15時50分頃、佐藤九段、野月七段、矢内女流四段で検討が行われている。▲5六銀や▲8五桂が調べられているが先手に思わしい変化が出ていない。「困ったね。これは」と佐藤九段。控え室は後手の評判がよい。

【twitter解説】
「手が難しいです。▲5六銀△4六角▲6五銀(角取り)△4四飛▲8五桂(飛車取り)△6五桂▲4四角△1九角成という、どちらにとっても怖い順も考えられます。加藤さんは手をつなげないといけないので厳しい局面ですね」(矢内理絵子女流四段)

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控え室での検討の様子。

(吟)