2011年10月22日 (土)
【Twitter解説】真田七段の総評
感想戦(清水女流六段)
感想戦(加藤奨励会1級)
終局直後
加藤奨励会1級が先勝
後手勝勢
後手玉に即詰みはなく先手玉は受けが難しい。加藤奨励会1級が勝勢といわれている。
(吟)
後手優勢
後手が△4七銀成とした局面。▲7一銀や▲5五桂は△3六桂が痛打となりそうだ。
「後手が優勢ですか?う~ん、もうちょっと(考えたい)」と慎重な広瀬七段に、「後手が優勢でしょう」と遠山五段。
【Twitter解説】
「もう後手の攻めが筋に入ってきました。ここで▲7一銀としても先ほどの局面と違って先手玉が危険ですので先手が厳しいですね」(真田七段)。
(吟)
控え室から
15時15分頃の局面
△3二歩までの消費時間は▲清水2時間13分、△加藤1時間30分。
控え室の広瀬七段は「図の△3二歩に▲7一銀と打てば先手持ちです」と話す。清水女流六段の指し手や如何に。
【twitter解説】
「次の▲7一銀が詰めろになると読みきって△3二歩と指したのはしっかりしています。加藤さんの終盤力の正確さを表した一手です。馬を重視するなら(1)▲1一馬と香を補充する手。△8七飛成を許しますが、遠く自陣まで馬が利いています。(2)▲3一銀として△8七飛成の時に後手玉の寄せを目指す手もあります。非常にレベルが高く面白い終盤戦になりました。ここで▲7一銀△8七飛成▲6二銀打△5二玉▲4四桂△4三玉▲2三飛成は△5四玉で寄らないように見えますが、▲5五金~▲2五竜があって後手玉は詰みます。竜の王手に金合いしなくてはいけないです。清水さんとしては本局で一番能力をフルに発揮しなくてはいけない所です。清水さんの強さの真価が問われる局面です」(真田圭一七段)。
(吟)