2011年6月23日 (木)

▲斎田女流五段-△古河女流二段戦、先手変調?

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図は14時頃の局面。ここでは先手指しやすいとの評判。次のように進んだ。

△7一飛 ▲同飛成 △同 角 ▲1四歩 △同 歩 ▲1三歩
△同 香 ▲2五桂 △7八飛(下図)

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斎田女流五段は△7一飛のぶつけに▲同飛成と応じた。そして▲1四歩と端を攻める。穴熊に対する端攻めは急所の筋だが、タイミングを誤ると大きな損失につながってしまう。本譜の端攻めもやや変調で、△7八飛と打たれた局面は後手の攻めが厳しいと見られている。先手は懸念の6五金が完全に遊び駒となってしまった。古河女流二段にとっては大きなチャンス。ここでうまく手がつながれば、そのまま押し切ることもできそうだ。90手目までの消費時間は▲斎田1時間59分、△古河1時間52分。

(文)