2011年6月11日 (土)

Ricoh20110611_109_2 第1期リコー杯女流王座戦二次予選▲中井広恵女流六段-△中澤沙耶アマ戦は16時51分、109手で中井女流六段の勝ちとなりました。消費時間は中井2時間59分、中澤アマ3時間(チェスクロック使用)。中井女流六段が二次予選通過を果たしました。


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図は中井女流六段が▲3二竜と金を取った局面。後手玉は部分的に受けがありません。先手玉にも詰みはないと見られています。残る手段は、王手で▲6二金打の詰みを防ぎながら3二の竜を抜く手があるかどうか。いよいよ最終盤を迎えています。

(八雲)

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図は15時30分頃の局面。直前の△3四角まで、後手が勝勢に近いのでは、と見られていました。しかし▲5四桂が絶妙手で、形勢は一転。後手がピンチを迎えています。

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15時30分頃の対局室の様子。▲5四桂を放った中井女流六段は、ぐっと背筋を伸ばして自信が出てきた様子です。

(八雲)

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図は15時頃の局面。先手は薄い攻めをつないでいます。後手の中澤アマも要所でしっかりと時間を使って、余しにかかっています。後戻りのできないギリギリの攻防。ここ数手が勝負どころになりそうです。

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(15時頃の対局室。両者前傾姿勢を強めている)

(八雲)

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図は14時頃の局面。中井女流六段が角を切って後手玉に迫ります。細い攻めがつながるかどうか、勝負どころを迎えています。60手目までの消費時間は▲中井1時間48分、△中澤アマ1時間19分となっています。

(八雲)

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図は13時45分頃の局面。先手の角が△5五銀打で捕獲されています。ここから攻めを続ける手段がないと、先手が苦しくなるのでは、と見られています。中井女流六段はこの局面で考えています。

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(13時45分頃の対局室の様子)

(八雲)

将棋会館の中を紹介いたします。

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(1Fには売店があります。盤・駒や棋書などがたくさん)

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(人気のサイン本コーナー)

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(将棋世界バックナンバーの特売コーナーも)

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(こちらは3F事務室のコピー室)

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(リコー製のコピー機です)

(八雲)