本局の中継はこれで終了いたします。
ご観戦ありがとうございました。

次回は中継は明日17日（金）、長沢千和子女流四段－伊藤沙恵２級戦をお送りいたします。どうぞお楽しみに。

（本局の棋譜）

（八雲）

終局後は、感想戦は行われずにすぐに駒が片付けられました。鈴木女流初段の体調に配慮したものと思われます。

（駒を片付ける岩根女流二段）

（鈴木女流初段）

（八雲）

16時29分、114手まで岩根女流二段の勝ちとなりました。消費時間は▲鈴木２時間41分、△岩根３時間。岩根忍女流二段が本戦出場を決めました。

（八雲）

16時17分頃、岩根女流二段は力強い手つきで△６八香成と指しました。時間は残り少ないが、自信は深めているように見えます。

（八雲）

16時になる少し前。残り時間は▲鈴木31分、△岩根８分。この一時間で、岩根女流二段が時間を使い消費時間がついに逆転しました。

（八雲）

15時の局面で30分ほど考えた岩根女流二段は、△７九竜と切りました。後手も飛車を渡すと後に二枚飛車の攻めを受けるため怖いところですが、ギリギリの寄せ合いで勝負するようです。

（岩根女流二段・今朝撮影）

（八雲）

図は15時頃の局面。残り時間は▲鈴木42分、△岩根53分。ここ数手に後手が時間を使い、消費時間の差が詰まってきました。ただし、後手が苦しんで時間を使っているというわけではなさそうです。

（八雲）

東京・将棋会館の２Ｆでは将棋会館道場があります。
毎日さまざまな、教室やイベントが開催されています。
詳しくは下記のリンクをご覧ください。
http://dojo.shogi.or.jp/

２Ｆ通路には自動販売機が設置されています。会館内で自動販売機はここだけのため、棋士もよく訪れる場所です。

（八雲）

画像は鈴木女流初段が▲３三歩と垂らして「と金」攻めを狙ったところ。以下△３一歩▲２二竜△４九竜▲３一竜△３五角▲３二歩成と直線的に進めると、△７一竜で後手が勝ちそうといわれています。「と金」攻めを間に合わせるには、何か工夫が必要なようです。

（八雲）

本日の使用駒は「香月作・菱湖書」

（八雲）