加藤桃女流四段が本戦準決勝に進出 ▲加藤桃女流四段-△堀女流1級戦は13時46分、81手で加藤女流四段の勝ちとなりました。消費時間は▲加藤1時間9分、△堀1時間55分(チェスクロック使用)。勝った加藤女流四段は本戦準決勝に進出。次戦で渡部愛女流三段-野原未蘭女流初段戦の勝者と対戦します。
加藤女流四段が優勢に 図は13時過ぎの局面。加藤女流四段が7三に桂を成ったところ。▲7四角以下の詰めろで、後手は△4一玉と逃げても▲6三角で王手飛車取りが掛かる形です。どうやらこの桂成りが厳しく、加藤女流四段が優勢に立ったようです。 (加藤桃女流四段は厳しく攻め立てて優勢に立った)
対局再開 12時40分になり、対局が再開。再開後の一手は△5四歩でした。攻めを引っ張り込む強気な受けで、堀女流1級の勝負手です。以下、▲6四銀△9四歩▲7六銀に△4二角と堀女流1級は自陣角を放って先手の攻め駒を攻める方針を示しました。 (対局再開直前の対局室) (12時40分に対局再開。堀女流1級はすぐに△5四歩と銀取りに歩を突き出した) (銀取りに歩が突き出された盤面)
昼食休憩 図の局面で堀女流1級が39分考えて昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲加藤37分、△堀1時間22分(チェスクロック使用)。昼食時の注文は加藤女流四段がやまがそばの「にしんやまがそば」。堀女流1級の注文はありませんでした。対局は12時40分に再開されます。
加藤女流四段が仕掛ける 10時45分頃、加藤女流四段は居玉のまま▲7五歩と桂頭を攻めていきました。△7五同歩には▲8六銀△7四飛に▲8二角の攻めがあります。関西将棋会館の対局立会人である山本真也六段は、図から△6三銀▲7六銀の進行を予想しました。 (居玉のまま仕掛けていった加藤桃女流四段)
戦型は相掛かりに 戦型は両者得意とする相掛かりに進みました。加藤女流四段が腰掛け銀に構えたのを見て、図から堀女流1級は△8八角成と手損を気にせず角交換をする順で駒組みを進めています。 (堀女流1級は相掛かりを受けて立つと、手損を気にせず角交換した)