本局は上田女流四段の先手中飛車に対して、野原女流初段が袖飛車を採用しました。出だしから力戦調が予想される展開となっています。10時45分、図の局面でまだ序盤中の序盤ですが、上田女流四段が30分以上の熟考に沈んでいます。

（力戦に持ち込もうとする野原女流初段）

振り駒の結果、鈴木女流三段の先手番に決まり、定刻の10時に対局が開始されました。

対局開始前の様子。

鈴木環那女流三段。

中村真梨花女流三段。

鈴木女流三段の初手は▲７六歩。

中村真女流三段は△３四歩と応じた。

10時20分頃の局面。先手の居飛車対、後手の四間飛車に進んでいる。

振り駒の結果、歩が４枚出て上田女流四段の先手となりました。

（上田初美女流四段）

（野原未蘭女流初段）

（対局開始前の様子）

６月９日（木）は、二次予選の２局が東京・将棋会館で行われます。
対戦カードは以下の通りです。

・上田初美女流四段－野原未蘭女流初段
・鈴木環那女流三段－中村真梨花女流三段

持ち時間は各３時間（チェスクロック使用）、使い切ると１手60秒未満で着手します。先後は振り駒で決定します。勝者は本戦に進出します。

中継は虹（上田－野原戦）、八雲（鈴木－中村真戦、ブログ写真撮影）が担当いたします。どうぞよろしくお願いいたします。

（渡辺女流初段は対中井戦８戦目にして初勝利を挙げた）

（中井女流六段は追い上げるも届かず）

（感想戦の様子）

以上で本日の中継を終了いたします。ご観戦いただき、ありがとうございました。

▲渡辺－△中井戦は渡辺女流初段が勝ちました。終局時刻は16時39分。消費時間は、▲渡辺２時間44分、△中井３時間０分。勝った渡辺女流初段は本戦進出を決めました。

以上で本局の更新を終わります。

145手まで、室谷由紀女流三段が上川香織女流二段を下しました。終局時刻は16時23分。消費時間は、▲室谷２時間33分、△上川３時間０分。勝った室谷女流三段は本戦進出が決まりました。

図は15時頃の局面。駒損の後手が先手玉に食いつけるかという状況です。実戦は△５六角と進みました。この手を指して、残り時間は▲渡辺１時間11分、△中井２分。形勢は難解ですが、消費時間に大きく差がついています。

（渡辺女流初段は対中井戦を８戦目にして初勝利を挙げられるか）

（中井女流六段はハッキリ苦しい場面もあったが、猛追してギリギリの勝負に持ち込んだ）

▲室谷－△上川戦、14時50分頃の局面です。
数手前に千日手模様の局面がありましたが、先手が打開して角交換から▲２二角と打ち込んでいきました。ここで上川女流二段が時間を使っています。暴れにいくなら、ここがタイミングです。一気に激しくなる可能性もあります。

室谷女流三段は千日手模様を打開。

上川女流二段は勝負どころで時間を使っている。