2020年7月 3日 (金)

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四間飛車に構えた高浜女流2級に対し、石本女流初段が角交換を仕掛け、向かい飛車に構えて相振り飛車となりました。先手は上図の▲2八銀と上がり、金無双や矢倉を視野に入れています。
石本女流初段は、どのような囲いを目指すでしょうか。

Img_3782(対局開始前の石本女流初段)

10時、定刻どおりに対局が始まりました。振り駒の結果、と金が3枚出て高浜女流2級の先手に決まりました。

Img_3811_2(対局開始の一礼。石本女流初段は長めに礼をしていた)
Img_3812(先手の高浜女流2級。▲7六歩と角の利きを通した)
Img_3814(後手の石本女流初段も△3四歩と突いた)
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2020年7月 2日 (木)

第10期リコー杯女流王座戦二次予選は、本局が最終戦となります。7月3日(金)は、石本さくら女流初段-高浜愛子女流2級の一戦をお送りします。
対局は、関西将棋会館「水無瀬の間」で10時開始予定です。持ち時間は各3時間(チェスクロック使用)で、使いきると1手60秒未満の秒読み。先後は振り駒で決定します。

【棋譜中継ページ】
http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/kifu/10/joryu_ouza202007030101.html


【1】山根ことみ女流二段
【2】藤井奈々女流初段
【3】山口恵梨子女流二段
【4】上田初美女流四段
【5】水町みゆ女流初段
【6】中澤沙耶女流初段
【7】鈴木環那女流二段
【8】中村真梨花女流三段
【9】甲斐智美女流五段
【10】室谷由紀女流三段
【11】中村桃子女流初段
【12】石本さくら女流初段-高浜愛子女流2級

本局の中継は武蔵が担当します。
どうぞ、よろしくお願い致します。

2020年7月 1日 (水)

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(藤井女流初段が熱戦を制した)

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(本田女流三段は穴熊を生かした寄せを繰り出したが)

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(感想戦)

本日の中継は以上で終了です。ご観戦ありがとうございました。

次回の中継は7月3日。対戦カードは石本さくら女流初段-高浜愛子女流2級です。

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中澤女流初段は、怒涛の攻めを決めて快勝で本戦出場を決めた。

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貞升女流初段は受け続ける展開で力を出し切れなかったか。

Dsc_2319 感想戦は口頭で少しだけ行われた。

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自動記録システムの時計では、中澤女流初段が58分残している。

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以上で、本局の中継を終了いたします。

Joryu_ouza202007010201118▲中澤-△貞升戦は駒得で攻めている先手がはっきり優勢になりました。ただ、寄せの道筋はまだはっきり見えておらず、まだまだ油断はできないところ。図の局面で中澤女流初段が時間を使っています。果たして、決め手を見つけられるでしょうか。

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先手はゆっくりしたと金攻めを間に合わせようとしています。実際に間に合ってくると、先手が優勢になりますが、それを許さんとする後手が暴れてくるでしょう。それを受け止められるかが、先手の課題になってきそうです。

後手は4枚穴熊の堅陣を生かして、強引でもいいから攻めをつなげたいところでしょう。

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(藤井女流初段は落ち着いた手を続けて、やってこいの態度)

6314時頃の局面。先手が銀を渡した代わりにと金を作り、▲7一飛成の成り込みを見せています。現状は後手が銀得ですが、先手の飛成りからと金攻めや桂香を取る手が間に合ってくると、先手ペースになるでしょう。

後手には攻めるための手がかりが必要ですが、具体的な手段は難しそうです。△5七歩▲同金△3五歩▲同歩△3六銀が実戦的なもたれ方でしょうか。

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(本田女流三段はここからどのように手を作っていくか)