2011年2月 6日 (日)

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終局は18時4分、消費時間は▲久保棋王3時間
47分、△渡辺竜王3時間36分。第2局は2月26日
(土)、石川県金沢市「北國新聞会館」で行われる。

本日はありがとうございました。第2局も本サイト
でぜひお楽しみ下さい。

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(吟)

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対局室を出て大盤解説会場へ向かう久保棋王。

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「まだ感想戦もやっていなので、どんな将棋だった
かよくわからないところもあるのですが、よい将棋
が指せたかなと思います」(久保棋王)。

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「最後は差がついてしまったので次はまともな
将棋を指したいなと思います」(渡辺竜王)。

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(吟)

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最終手▲7二金を着手する久保棋王。

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 (久保棋王)

▲7六飛は作戦通りですか?
「まあそうですね、この形になればやろうかなと
思っていました」。
 先手だと▲7六飛でいこうと?
「まあ形が合わないとできないのですが、いける
形の将棋になったので」。
 序盤からの感覚はいかがですか?
「実戦でやったことがないので、わからないこと
ばかりなのですが、ただ先手番なので勢いよくい
こうかなと思っていました」。
 優勢を意識されたのはどの辺でしょうか?
「自玉が安泰になってよくなったと思いましたね。
ただ途中は難しくて分からなかったですね」。
 46手目の▲4六馬は控室でもかなり驚いたの
ですが?
「ちょっと苦しくなっている可能性もあるかなと思
ったんですが。勝負手っぽい手を指しました。継
ぎ桂(▲5六同歩に△5七桂打)を食ってしまうと
もたない形なので」。
 これで3連覇に向けて好スタートですが第2局に
向けての抱負を。
「今日はあれですけど、2局目は2局目で準備をし
ていきたいと思います」。

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 (渡辺竜王)

 急戦石田流は予想されていましたか?
 「そうですね。予想の中の1つでした」。
 序盤から難しかった?
 「そうですね。手将棋なので」
 中盤あたりは形勢はどのように?
 「難しいと思っていたのですが、終わってみれば
 少しずつ悪かったのかなと」。
 次は先手番ですが第2局に向けての抱負を。
 「今日は最後、ちょっと差がついてしまったので
 もう少しよい将棋を指したいです」。

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(吟)

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▲6三歩の叩きが島九段の言うところの「シャープな
手」△同金は▲6四馬上が厳しい。どうやら久保棋王
勝勢の雰囲気が漂ってきた。▲6三歩に△6一玉と逃
げるのは▲5八金左で先手が大きな利かしとなる。

「▲6三歩は勝ちにいった手。凄いなぁ。△同金と取る
と思いますが、▲6四馬上で一手勝ちと読みきっている。
やっぱり私より強いような氣がしてきたぞ」(米長永世棋聖)

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ぐるりと継ぎ盤を取り囲む。豪華なメンバーだ。

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外は暗くなりライトアップされている。

(吟)

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△6七飛に▲6六桂と打った局面。控室で▲6六桂は予想
されていた。以下△4八と▲同玉△5七銀▲3九玉△6六銀
成▲5八金左△6五成銀▲6七金(変化図)が検討され、
先手優勢が控室の見解。

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中川八段も戸辺六段も先手優勢と声を揃える。

(吟)

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久保棋王の▲5三歩の叩きに対して渡辺竜王が
読みを入れている。

「大盤解説会ではこれを次の一手にしたようです。▲
5三歩と打ちました。久保は自分が優勢だと思ってい
るということが分かります。控室の若手もそう思ってい
るようです。私は△4二金と逃げるのではないかと思い
ますが、相当な利かされです。▲5三歩を△同金は▲
4二銀から清算して▲5五馬か、単に▲5五馬かで勝
てると久保が読んでいる筈。それをかわしたのが△4
二金なのですがね」(米長永世棋聖)。


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渡辺竜王が考慮中。久保棋王は席を外している。

「長岡君はえらいな。あれだけビシッとしてる記録係はいないと
思うんだけどな~」とつぶやく片上六段。

たしかに背筋がピンと伸びている。

(吟)

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大盤解説を行う島九段と中川八段。

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将棋連盟モバイルのチラシを手に入会者を聞く
中川八段。

明日からドコモでスタートする2月7日からケイタイ
同士、ケイタイからインターネット道場・将棋倶楽部
24を指せるサイトを説明。

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力強くモバイルのチラシを手にする中川八段。

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佐藤(康)九段もチラシを手に。控室でも気に
なる!

(吟)