2012年8月16日の記事

2012年8月16日 (木)

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(瀬川晶司五段が来訪。本局の進行を初手から確認している)

※瀬川五段は2012年8月13日(月)、棋聖戦一次予選で近藤正和六段に勝ち、四段昇段後公式戦100勝を達成。五段に昇段しました。

29丸山九段は▲4八金(図)と上がって▲4六歩~▲4五歩の攻めを目指しています。後手はどう備えるのが最善でしょうか。

最初に検討されたのは△5二金。以下(1)▲4六歩△6五歩▲4五歩△同歩▲同桂△4四銀左は後手が受け切れそうです。

気になるのは△5二金に(2)▲4六歩△6五歩▲6八金。そこで△5四歩は▲6四銀(参考図)と出る手があります。


S35左図で△6四同飛は▲8六角の間接王手飛車があります。△3一玉には▲5三角(!)の強襲もあるかもしれません。

この王手飛車取りのラインをきらうのであれば、上図で△4一玉や△5二玉も考えられます。


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(山崎七段)

28先手は▲5五銀と銀をぶつけましたが、後手は△4三銀と引きました。後手は戦いを起こす必要がありません。それよりも△3一玉や△5二金など、陣形を整備する手を指したい。囲いの進展性は後手に分があります。

このような駒組みができるのも24手目△6二飛の効果です。「△6二飛ねえ、頭が柔らかいなあ」と高野六段も感心していました。


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(高野六段は後手を持って継ぎ盤を動かしている)
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(金銀を引き寄せた後手陣を見て「美しい」と高野六段)

26昼食休憩から▲7八玉△4二玉と進みました。図の局面で丸山九段が長考しています。後手は無理に動く必要はないので、▲1六歩も△1四歩と受ける姿勢と思われます。先手はどこから開戦するのか。難しい序盤戦です。



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(14時過ぎ、天井カメラの映像)

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(丸山九段が先に入室。記録係の「時間になっています」の声に「はい」と返事)
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(山崎七段が座ると同時に丸山九段が▲7八玉を着手した)
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(丸山九段が持参の水筒からお茶を注ぐ)
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(山崎七段も午後の対局に備えて飲み物を用意していた)

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山崎七段が序盤から斬新な構想を披露しています。

1図の△4二飛は部分的には一手損角換わりではよく見られる手ですが、△4二飛に▲3七桂△5四銀▲5六歩△6二飛(2図)と右四間飛車に振り直したのが常識にとらわれない柔軟な発想です。

2図では先手の動き方が難しいかもしれません。(1)▲3五歩を狙うにしても桂頭のキズがあります。▲2六飛や▲1五歩を入れてから▲3五歩△同歩▲同銀としても、△3六歩▲同飛△2七角が気になります。また(2)▲6六歩も後手に争点を与えてしまいます。
後手の構想に先手はどう対処するのか。目の離せない展開です。

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(対局開始前、気を高める丸山九段。後手の動きにどう対応するか)