囲いの進展性 先手は▲5五銀と銀をぶつけましたが、後手は△4三銀と引きました。後手は戦いを起こす必要がありません。それよりも△3一玉や△5二金など、陣形を整備する手を指したい。囲いの進展性は後手に分があります。 このような駒組みができるのも24手目△6二飛の効果です。「△6二飛ねえ、頭が柔らかいなあ」と高野六段も感心していました。 (高野六段は後手を持って継ぎ盤を動かしている) (金銀を引き寄せた後手陣を見て「美しい」と高野六段)