2023年12月21日 (木)

2023122122図は指し直し局22手目の局面です。
△1四歩の直前まで、本線準決勝の両者の戦いとまったく同じ進行でした。その将棋は△6二金▲2九飛に△6五桂から、非常に激しい戦いに突入しました。本譜は△1四歩で、後手の伊藤七段が指し手を変えています。

Img_6039 伊藤七段は指し手を変えて準決勝のリベンジを目指す。

(八雲)

Img_6138 指し直し局の駒を並べる広瀬九段。

Img_6147 同じく伊藤七段。

Img_6159 13時29分、予定時刻に対局開始。

Img_6163 広瀬九段の初手は▲7六歩。

Img_6166 伊藤七段は△8四歩と応じた。

Img_6171 仕切り直して、あらためて午後の戦いが始まった。

(八雲)

202312215151手まで、千日手が成立しました。終局時刻は12時59分。消費時間は、▲伊藤匠58分、△広瀬51分。指し直し局は先後を入れ替え、消費時間を引き継いで、30分後の13時29分に開始します。

Img_6124 千日手成立直後の様子。

Img_6128 駒を片付ける広瀬九段。

Img_6131 伊藤七段。

Img_6132 対局はいったん仕切り直しに。

(八雲)

Img_6107 再開前、両者ともに早めに盤の前に戻って来ていた。様子を見に来ているのは別室で竜王戦を対局する森内俊之九段。

Img_6117 対局が再開されると広瀬九段はすぐに△3一玉を着手した。

Img_6112 伊藤七段が表情を鋭くして盤を見つめている。

Img_6123挑決の大一番は午後の戦いへ。

(八雲)

202312213712時、図の局面で広瀬九段が6分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲伊藤53分、△広瀬41分。昼食の注文は、伊藤七段が「生姜焼き定食」(ふじもと)、広瀬九段が「チキン山椒焼き弁当」(鳩やぐら)。対局は12時40分に再開します。

Img_6102 生姜焼き定食(ふじもと)

Img_6105 チキン山椒焼き弁当(鳩やぐら)

(八雲)

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注目の振り駒は「と金」が3枚で先手番は伊藤七段に決まった。

Img_6057 気息を整えて対局開始を待つ。

Img_6059 伊藤七段の初手は▲2六歩。

Img_6064 広瀬九段は1分少々使ってから△3四歩と応じた。

2023122111_2戦型は、後手が振り飛車含みの手順から9筋の位を取り、角換わりを誘いました。図から△3三同金と取る格好が通常の角換わり戦と異なるところです。

(八雲)

Img_6027 両者ともに9時45分前に対局室に入り、荷物を置いてからいったん退室していた。写真は50分頃に広瀬九段が戻って来たところ。

Img_6031 上座の広瀬九段が駒を取り出した。

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Img_6053 広瀬九段(奥側)は大橋流、伊藤七段(手前側)は自信の名前と同じ伊藤流で駒を並べている。

Img_6024 両対局者の手元には協賛のカロリーメイトと、販売元の大塚製薬のポカリスエットが置かれている。

(八雲)

2023年12月20日 (水)

藤井聡太棋王への挑戦権を争う第49期棋王戦挑戦者決定二番勝負は、12月21日(木)に東京・将棋会館で第1局が行われます。挑戦者決定トーナメントを勝ち上がってきたのは、広瀬章人九段と伊藤匠七段。無敗で勝ち上がった広瀬九段は、二番勝負で1勝すれば挑戦権を獲得します。1敗で敗者復活戦を勝ち上がった伊藤匠七段は、2連勝で挑戦権を獲得します。持ち時間は各4時間。先後は振り駒で決定します。

【動画中継のお知らせ】
本局の模様はABEMAでライブ配信します。
・ABEMA将棋チャンネル
https://abema.tv/now-on-air/shogi
・番組紹介
https://abema.tv/channels/shogi/slots/8nZHyEKjhD6hZR

【共同通信社】(主催)
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本局の中継は棋譜コメントを文、本ブログを八雲が担当いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。