2021年10月28日 (木)

20211028102控室の検討では▲8二桂成以外の手が難しいといわれていました。それで難解ながらも先手がよさそうでしたが、里見香女流四冠は17分の考慮、残り9分まで考えて▲3六玉と自陣に手を戻しました。

20211028103 ▲5七桂と決断の桂打ちを放っていただけに控室は意外そうな声も。しかし里見香女流四冠らしいしぶとい一着です。手を渡された後手も何を指せばいいか悩ましいようで、西山女流王座も手を止めました。控室の検討も続いていますが、難しい局面に手が止まることも増えています。

Dsc_0571(流れは変調だが意志を感じる玉立ち。この終盤戦で手を渡す度胸。これが里見香女流四冠)

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里見香女流四冠に勝負手が出ました。上図、▲5七桂と打って次の▲6五桂打を狙っています。△4九飛成を喫してもよいという判断です。控室の検討では△4九飛成▲6五桂打△6二玉▲8二桂成△3九竜▲3八香△3六歩▲同玉△3八竜▲3七金が一例として触れられました。屋敷九段は「これで勝ったら強すぎるね」とコメントしています。

Dsc_0652(やや苦しいといわれていた西山女流王座だが、勝負形に持ち込んでいる。いよいよラストスパート)

202110288615時50分ごろ、控室がにわかに盛り上がりました。里見香女流四冠が上図から▲2五銀と食いちぎった手に対し、西山女流王座は△3三桂!と打ったのです。

2021102888△2五同歩と取る一手と思うだけに気づきにくい一着です。伊藤真六段は「すごい反射神経ですね」と西山女流王座側に座って検討しています。以下▲2二角△4五桂▲3一角成△3七桂成▲同玉と進みました。入玉含みの展開になるかもしれません。

Dsc_0751(流れが激しくなり、検討陣からは「早いかもしれませんよ」の声もあった)

Dsc_0679(里見香女流四冠は形勢リードを維持したい)