2023年10月25日 (水)

「ホテル椿山荘東京」は、昨年に創業70年を迎えました。古来より椿が自生して「つばきやま」と呼ばれていたのを、明治11年に邸宅を構えた山縣有朋が「椿山荘(ちんざんそう)」と音読みで命名します。山縣有朋から受け継がれた庭園は起伏に富み、推定樹齢500年のシイの木や100種1000本のツバキの木々が生い茂っています。現在は雲海による幻想的な光景も見どころのひとつです。
「ホテル椿山荘東京」を運営する藤田観光株式会社には、2019年に日本将棋連盟より「大山康晴賞」(将棋の普及や文化振興のため永年にわたり多大な貢献をされた方を賞賛するもの)が授与されています。リコー杯女流王座戦五番勝負が行われるのは、4年連続4回目となります。

【東京のホテルならホテル椿山荘東京。】
https://hotel-chinzanso-tokyo.jp/

Dsc_8994(ホテル椿山荘東京。正面はホテル棟で、左手前にチャペルがある。写真には収まっていないが、左方向にはバンケット棟もあり、広大な敷地を生かした多数の客室、イベントスペースを有する)

Dsc_8992_3(ホテル棟の側にあるのが対局場の「料亭 錦水」。今年4月には名人戦七番勝負第1局・渡辺明名人ー藤井聡太竜王・名人戦が行われた<肩書は当時>)

Dsc_8851(大山康晴賞の表彰状・正賞の銀製扇子)

Dsc_8850(大山康晴十五世名人が揮毫した「夢」)

2023102560_2局面はねじり合いに進んでいます。図は▲5三歩に△1五歩▲同歩△1七歩と垂らしたところ。以下▲2六銀△4四角▲3五歩で里見女流王座が考えています。

2023102563控室では△2五歩▲1七銀△3五角で後手ペースと検討していましたが、▲4八金と玉形を引き締めれば簡単ではないようです。

午後のおやつは、里見女流王座が「スイートポテトあんバター、フルーツ盛り合わせ、アイスティー」。加藤女流四段が「フルーツ盛り合わせ、アイスティー2つ(氷なし)」。里見女流王座は15時ごろに提供されましたが、加藤女流四段は14時30分に出すようにリクエストしました。時間を早めたのは、忙しい終盤戦を見据えて少しでも余裕のあるときに食べたいということでしょう。

Dsc_9048(里見女流王座のみが注文した「スイートポテトあんバター」)

Dsc_9049(フルーツ盛り合わせ。マスクメロン、柿、イチゴ・すずあかね、洋梨、巨峰、クイーンニーナ、ザクロが乗っている)

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対局再開後の一着は△5五銀。△4五同歩と取らずに持ち駒の銀をわざわざ打ったので、控室では辛抱したとの評判です。実戦は△5五銀に▲4四歩△同銀と進んでいます。

2023102542先手は角交換を狙う▲4五歩、▲7五歩(△同歩なら▲7四歩~▲9五角)など、手が広いところ。里見女流王座は長考の気配です。後手はうまくかわして、玉形の厚みが生きる展開にしたいところです。