2023年12月 5日 (火)

Dsc_8970(加藤女流四段の快勝だった)

――本局を振り返って。

加藤 相手の手に乗って指すような将棋だったと思います。

――形勢について。

加藤 形勢判断がよくわからないというか、余せるような気もしましたし、私の計算が狂っている可能性もあるしで、あまり形勢判断をしないようにしていました。ただ、私の指す手は限られていて、わかりやすかったように思います。

――どこで勝ちを意識したか。

加藤 △4七竜(80手目)と切ったところで寄せが見えたので、そこですね。

――1勝を返した心境と次局に向けての抱負。

加藤 ストレートで終わらなくてよかったという安堵感と、もう一局指せる喜びがあります。次局も伸び伸びと指せたらいいなと思います。

Dsc_8951(敗れた里見女流王座)

――本局を振り返って。

里見 斬り合いになったんですけど、じっとしていても自信がなくていったところはありました。でも守りの桂で攻め合っているので……。

――次局に向けての抱負。

里見 集中して頑張りたいと思います。

Dsc_8956(終局直後の様子)

20231205a

▲里見-△加藤桃戦は88手で加藤女流四段が勝ちました。終局時刻は15時48分。消費時間は▲里見2時間55分、△加藤1時間15分。加藤女流四段が勝ってシリーズ成績を1勝2敗としました。第4局は11日(月)に「東京・将棋会館」で行われます。

20231205_088先手玉は△2八銀以下の詰めろ。▲2八銀や▲3八銀は△3七銀で押し切られます。後手玉は穴熊で頓死筋もありません。後手勝勢になりました。里見女流王座は残り23分。

20231205_074ここ数手は先手が盛り返しそうな雰囲気もありましたが、図の△8四角が好手。53手目▲8三歩をとがめる形になりました。図で▲2八玉には△4七竜があり、以下▲同銀は△3七金▲同玉△2五桂から詰みがあります。加藤女流四段はこの筋を見越して、少し前に△3一歩から△3三桂の受けを選んだようです。控室の検討を上回る読みでした。▲7五桂には△3二金が冷静な手です。

Dsc_8760(加藤女流四段が優勢になった)